戦後体制からの脱却:番外編。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





夕刻の備忘録 様のブログより。





「忘却とは忘れ去ることなり」。日本人の物忘れの酷さ、それが齎す弊害について長々と書いてきた。忘れることは赦すことである。しかし、その美徳が諸外国からの「攻撃目標」とされ、我が国の国益をどれほど毀損するか。最大の長所が最も危険なセキュリティホールになることを主張してきた。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」。
日本人の「喉は短すぎる」のである。

同じ忘れるにしても、もう少し粘る必要があろう。熱さも、それに伴う痛みも、もう少し感じて懲りて、次に同じ轍を踏まぬように、深く強く記憶する必要がある。

「伊達直人は虎になれ」と命じられたが、「日本人はキリンになる」必要がある。長い喉をもって、決して熱さを忘れないタイプに変身する必要がある。視野を広げ、遠くを見回して、熱さを忘れない。「日本人麒麟化計画」が必要であろう。

忘れることの怖さ、何事も過ぎたことと諦め、有耶無耶にする怠惰を批判してきた。その中で「例に引こう」と考えていたことがあった。選挙の度に繰り返し行われる「公約違反」、選挙違反に伴う「禊ぎ」と称する弁明。その他、有権者の甘さが滲み出ているような話が、全国何処の選挙区にもある。

何しろ裁判になっても、有罪になっても、議員辞職はおろか、次の選挙に向けて着々と準備をし、如何にも無実の罪を強調するかの如く「結婚式まであげる」のだから、「何処まで有権者は愚弄されているのか」と思うが、それでもそうした人物に投票する人は居るのだろう。「世襲反対!」と叫びながら。

何をやろうと、どれほど嘘を吐こうと、名前でも変えておけば、騙される人がいるのである。改名の意味も分からず、「心機一転」という言葉を鵜呑みにして、「反省しているのだから赦してやれ」と何故か自分を高みにおいて、異様な投票行動を正当化する人達がいるのである。例えば、あの鳩山が

 『鳥山とでも改名すれば投票数は増えるだろう』

と書こうと考えたが、余りの馬鹿馬鹿しさに書かなかった。しかし、人間おとずれた「チャンス」は逃すべきではない。書いておけば予言者にもなれたのに。

馬鹿は馬鹿馬鹿しいことをするのだ。馬鹿馬鹿しいことをするから馬鹿なのだ。まさか、それが現実になるとは。

「由紀夫」→「友紀夫」に
鳩山元首相が活動名変更へ
 民主党の鳩山由紀夫元首相は4日、自らの政治信条である「友愛」の一字を取って政治活動名を「鳩山友紀夫」に変更する考えを明らかにした。読み方は「ゆきお」で変わらない。北海道室蘭市の後援会会合で語った。
 変更の理由について記者団に「友愛精神が十分に伝わっていない」と説明。「東日本大震災で絆の大事さに気付いた。絆はまさに友愛だ。名前に『友』を入れて理解を深めたい」と述べた。戸籍名を変更するかどうかは、家庭裁判所と協議するという。
 鳩山氏は後援会会合で「日本を世界に尊厳をもって迎えられる国に育て上げたい気持ちで燃えている」と述べ、政治活動の継続に意欲を示した。



どれほど必死に追い掛けても、この馬鹿には追い付けない凄みがある。ここまで馬鹿だと、怒る気も消え失せ、相手のやる気を挫く武器になる。我が国の戦後体制の弱点を、ここまで徹底的に突いてくる病原菌は、過去に例もなく、また未来にも決して現れないだろう。この男が当選するだけで、「日本の価値」は下がるのである。

かつて将棋界には「神武以来の天才」という究極の褒め言葉があった。今の政界には、「アメーバ並の馬鹿」という言葉を贈ろう。鳩でも鳥でもない、単細胞の原生生物に地域を、国を任せるのか。

団塊世代の最もおぞましい男が「空き缶」なら、最も愚かな男がこの「病人」である。何度でも繰り返すが、これらのバイ菌を除外しない限り、戦後体制は終わらない。憲法改正や再軍備の大きな話の前に、「彼等を除去することが先決」であり、それすら出来ない状態では、後の話は極めて難しいと考えるものである。