【石原都知事、語る】(下) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







政経塾出身はおとといの社説みたいなことしか言わない。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120122/lcl12012207010000-n1.htm




 東京都の石原慎太郎知事が今月5日、報道各社に応じた合同インタビュー。連載の(下)では、政界再編と亀井新党構想への対応や2020年夏季五輪の東京招致について語った。


政界再編と亀井新党構想への対応


 

--政界再編については

 

 「今年は政界再編成も当然あるでしょう。亀井(静香・国民新党代表)が言う第三極も必要。ただ、策もなく第三極、第三極と言っても、この間の民主党離党組と一緒で、政党交付金目当てみたいでみっともない。これから先、3大政党か4大政党になって、連合政権になるでしょう」

 

--ご自身の気持ちは別として、79歳になって待望論が出るというのは、うれしいのか、もしくは…

 

 「半分うれしく、半分迷惑。もう歳ですから」

 

--世界の政治家を見ていると、若返っています

 

 「若い人が育ってない。ひと癖もふた癖もある政治家がいなくなった。ペラペラしゃべるやつは多いが、松下政経塾出身者なんて一昨日の新聞の社説みたいなことしか言わない。昔、青嵐会を担当していた記者が言っていたけど、『石原さん、本当に癖のある政治家がいなくなりました。青嵐会っていうのは三癖あって、おもしろかった』と言っていた」

 

--第三極をつくるとして、どんな対立軸が考えられるか

 

 「いろいろあるでしょう。大事なことは、官僚制度をいかに抹殺するか。たとえば人事院は役人が役人を守るための組織でしかない。しかもその勧告すら、野田(佳彦首相)はできなかった。完全に財務省のコントロールだ」


 「中国に対する姿勢もある。チャイナマネーはずいぶん出回っていて、恩恵に浴している人間と、浴していない人間の格差はこれから出てくるのではないか」

 

 「息子(石原伸晃・自民党幹事長)に、思い切ったことやったらどうだと言った。国政調査権があり、沖縄・尖閣諸島の問題に関心を持っているやつは、与野党にいるから、超党派で調査行ったらいい、と。息子は『谷垣さん(禎一・自民党総裁)に言ってくれよ』と言うから、言った。谷垣は『なるほど、そうします。委員会に諮る」と。それで、理事会で決まったのに、まだ行ってない。どうして行かないの。国会議員が持っている権利で、国民の意思を代表して尖閣に一歩足を踏み入れて、調査するくらいのことをしてもいいだろうに、腰がひけてしまって」

 

 「たとえば沖ノ鳥島。日本の領土だが、シナは日本領土じゃない、ただの岩だと言っている。あそこに、金丸(信・元自民党副総裁)が、何の利権か知らないけれども大きな建物を作った。それなら、尖閣諸島の島と島の間の岩棚に同じようなもの作れば居住できる」

 

 「僕は日本は核装備をすべきだと思っている。それができないのなら、核のシミュレーションだけでもやればいい。世界を見ると、存在感のある国はみんな核を持っている。日本は世界一のスーパーコンピューターを持っているから、シミュレーションはすぐできる。こういうことも、亀井に『新党の綱領でうたえよ』と言ったら、ニヤニヤ笑って何も言わない。言ったら嫌われるかもしれないけど、賛成されるかもしれない」


 「日本は最低、核装備のシミュレーションをやればいい。それを提唱するなら、私は政党をつくっていいくらいだね。それだけではなく、南鳥島に日本の政治家で行ったのおそらく僕だけだが、あそこは整備すれば、アメリカが開発し、日本にもその技術があるコンベンショナル・ストライク・ミサイル(CSM、非核型攻撃ミサイル)の基地になる。これははたして小説家的な発想かね。こういうことを考えるのが政治家の責任だと思う。気の利いた官僚なら政治家に建言すると思うが、やりませんな」

 

--核のシミュレーションを提唱する政党はできる可能性はあるか

 

 「分かりません。私は私が参加するなら、必要条件のひとつにする。シミュレーションするだけで、効果的なプロパガンダになる」

 

--核のシミュレーション以外には

 

 「ほかにも、高校を卒業したら、2年間ぐらい自衛隊、警察、消防、海外協力隊などで集団生活させればいい。反対論もあるかもしれないが、いまは議論の対象にもならない」

 

--亀井氏と今後、政策などについて協議することは

 

 「あります。密々にやって、だんだん拡大すればいい。ただ船中八策のようなものを作らないと、下級武士の反乱など起こらない。今の民主党に飽き足らない人は多くいるだろうが、何をするかも決めずに第三極と言っても、何のインパクトもない。東京と大阪と名古屋が中心になるといったイメージが適当なのかわからないが、亀井は夢見ていて、それで政界再編が加速するならいいと思う」


--条件が整えば新党党首になる可能性もあるか

 

 「船中八策を作るぐらいは一生懸命やるが、歳だしその前に死ぬかもしれないよ。ほんと嫌だね、周りの人間がバタバタ死んでいく。(立川)談志まで死んでしまった。歳はとりたくないですな」

 

--知事の仕事より、憂国の気持ちが強いとみえる

 

 「国を憂い、国のために東京をなんとかしようと思って知事になったんだ。国に対する思いは、どこにいようと一市民になってもいつでも持っているよ」


2020年夏季五輪の東京招致について


 

--五輪招致については

 

 「JOC(日本オリンピック委員会)がしっかりしないとダメだよ。戦うのは彼らなんだから」

 

 「(2016年五輪の開催国を決定した)コペンハーゲンに行って、あの人とハグしてくださいと言われたが、『私は東京の知事です』って言って、知らない人間にハグできますか。自己紹介して物事の説明はするが、会ってハグしただけで東京になびく、なんてそんな簡単なものではない。甘いよ」

 

 「甘いのは日本の外務省と同じ。国連で世界で2番目にカネ配って、相手にもされてない日本じゃないか。国連なんて辞めちゃったらいいんだ」

--五輪招致のため今夏のロンドン五輪に行くか

 

 「さあ。そのときまで知事をしていたら行きますけどね。政局次第でしょう。なんて、ウソ、冗談(笑)。行きますよ」

 

 「ただ、JOCがしっかりしないとダメだよ。こっちは黒子。お金も出しますし、舞台も作りますがね」

 

 「おかげさまで、国が国立競技場を作り直すというから、こちらはカネを使わないで済む。それにしても、とにかく、チームが強いスクラムになっていない」

 

--前回の東京五輪のレガシー(遺産)を引き継ぐ意味では、国立競技場などを使うことに意味がある

 

 「ええ。それに、非常にコンパクトなテリトリーでやる五輪になる。ヨットも東京湾でできますから」

 

--現状の盛り上がり具合は

 

 「分からない。いまの政府にどれだけ継続性があるか知らないけれど、一応、一緒になってやるということになったことは結構だが」









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