常陸宮ご夫妻は17日、福島市松川町の仮設住宅を訪問し、福島第1原発の事故で避難している飯舘村の人々を見舞われた。東日本大震災以降、ご夫妻が福島県を訪問されたのは初めて。
常陸宮さまは「一番大変なのはどういうところですか」と被災者に声をかけ、菅野典雄村長に対しても「田んぼの除染は難しいですか」と尋ねられた。常陸宮妃華子さまは地元の漬け物の話をした荒サキイさん(74)に「早く安心して故郷で料理を作れるといいですね」と話された。
常陸宮さまは別れる際、「この寒さに負けないで、明るい、平穏な暮らしができる日を待っていてください。日本中、世界中の人も願っています」とお言葉を述べられた。
仮設住宅に隣接した「高齢者サポートセンター」で、リハビリ中のお年寄りに声を掛けられる常陸宮ご夫妻
=17日午後、福島市(代表撮影)