逃がすな! | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





夕刻の備忘録 様のブログより。





改造内閣という名の在庫処分。

その在庫も払底した結果、再びオカラ登場である。
原理主義者という名の無能がまたまたやってきた。
恐らくは民主党最後の首相の座を狙って。
経歴だけは華やかだが、中身の無い点ではこれまた随一である。

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入学試験があり、入社試験があり、履歴書、経歴書を何度も何度も書き直して、それでも中々上手くいかず、涙も涸れ果て、疲れだけが全身に残った人達。彼等は懸命に自分のPRポイントを書いた。しかし、そんな派手な経歴などあるはずもない。あれば何処かで決まっている。資格を持てば有利だとか、ボランティアの経験があった方がいいだとか、色々とアドバイスを受けるが、それで決まるのなら、何処かで既に決まっている。

その一方で、「経歴ロンダリング」だけで何もしない、何も出来ない連中が、猛烈な勢いで履歴書をこの上ない派手なものに変えていく。自民党議員なら二十年、三十年と掛かるポストを僅か数年で掠め取り、僅か数ヶ月で引責辞任し、引っ込んだと思ったら、またまた出て来るのである。

党要職を歴任、政府要職を歴任、国務大臣数回、内閣官房長官、副総理、そして総理大臣と、次から次へとポストの大安売りに便乗した結果が見事に並んでいる。左端の年次の部分さえ読まなければ、歴史上空前絶後の政治家のよう「見える」のである。

これを「天下り」というのではないか。

官僚の天下りを敵視し、それを批判することのみによって今の地位を得た連中が、やっていることは、「政治家としての天下り」である。党のポストが足りなければ、政府のポストがあてがわれる。政務官で足りなければ副大臣に、大臣が務まらなければ各種委員長ポストが待っている。何処まで落ちても次なるポストが用意されている。「人の噂も七十五日」、まさに二ヶ月半もすれば、彼等は「帰ってくる」のである。

これが「天下り」でなくて何だというのか。

しかも、問責対象、辞任対象となった問題は、あたかも済んだかの如く振る舞っている。藤井は十五億円の問題を「持ち逃げ」した。外国人献金で辞めた男は、僅か数ヶ月で表舞台に復帰し、党代表選挙までしゃしゃり出て来た。マルチの問題は何も終わっていない。不敬問題もそのままだ。二元外交、裏取引もし放題。そして、覚醒剤汚染まで登場してきた。襟は立てても弁は立たず、服は白くとも腹は黒い。

これらは全て役職を一段階降りただけで、事実上の御赦免となっている。そして、そこには「華やかな経歴」だけが残るのだ。将来は明らかに叙勲対象となる、我が国最高レベルの経歴が残っているのだ。これら全てを消し去り、負うべき責任を負わせて、表舞台から完全に削除するには、司直の手に委ねるより他にない。そして、その切っ掛けは我々の「告発」だ。「絶対に逃がさない」という強い意志が必要なのだ。

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次の民主党政権では消費税は上げない、その議論さえしないと鳩山某は言い切った。そして選挙に勝ち、出来た政権は今「不退転の決意で増税をする」と言い切っている。三人目の総理だから構わないのか。状況が変わったから構わないのか。議論さえしないはずの税金を、命懸けで上げてみせると現総理は啖呵を切る。

この一点に絞っても、国民は戦う必要がある。
ここまでの嘘吐きが権力を握っているのだ。
一刻も早く叩き潰さなければ、こちらがやられる。

鳩山某は党首討論において、突如として「三万人に及ぶ毎年の自殺者を救いたい」と切り出した。そして恰も自民党が人殺し政権であるかの如く罵った。財源は知らない、具体的な政策は無い、ボランティアに任せて、公共工事を止めれば自殺者は減る、という狂気の独演会であった。そして今、自殺者は増加している。震災の影響で減少傾向にある被災地を除いて、自殺がまたまた増加傾向にあるとのことである。

ここまでの虚言を許して、なお彼等が平然と表通りを歩いている国はオカシイ。狂った連中を野放しにする国は狂っている。狂った国に暮らしていると、こちらまで影響を受けるハメになる。その昔、政治家が何か問題を起こす度に、マスコミは「子供の教育によくない」と大宣伝を繰り返してきた。子供の教育に最もよくないのは「嘘を吐くこと」である。そして、嘘吐きを容認し、社会がこれを許す様を見せることである。

逃がすな!
絶対に彼等を逃がすな。
償うべきことは償わせるのだ。
議員辞職から逮捕まで、可能性は色々とある。
それだけのことをしているのだ。
これを逃がせば、モラルが完全に崩壊する。
政治不信などという生易しいものではない。
人間不信の極みに至るのだ。

だからこそ、逃がすわけにはいかないのである。国会が嫌いな連中の最大の弱みは、会期中以外は不逮捕特権が利かないことである。
先の選挙の民主党の売り文句は「コンクリートから人へ」であった。
我々の合言葉は「官邸から牢獄へ」である。
巨額の脱税犯にも、原発事故の主犯にも、もう逃げ場は無い。