皇居で新年一般参賀。
新年恒例の一般参賀が2日、皇居・宮殿で行われ、天皇、皇后両陛下と、皇太子ご夫妻をはじめとする皇族方が 長和殿のベランダに立ち、東庭に集まった人々に手を振られた。
午前10時すぎからの初回には15人が姿を見せられた。昨年10月に20歳になった秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまも初めて参加された。
陛下はお言葉で、昨年、東日本大震災や豪雨など災害が相次いだことに触れ「被災した人々が厳しい状態に置かれていることを案じていますが、被災地の復興が進み、この年が国民一人一人にとり、少しでも良い年となるよう願っています」と述べられた。
両陛下と皇族方は午前に3回、午後に2回お出ましになる。陛下のお言葉の全文は次の通り。
「新しい年をともに祝うことをうれしく思います。昨年は東日本大震災や各地の豪雨などによる災害があり、心の痛む年でした。被災した人々が厳しい状態に置かれていることを案じていますが、被災地の復興が進み、この年が国民一人一人にとり、少しでも良い年となるよう願っています。年頭にあたり、世界の平安と人々の幸せを祈ります」
新年一般参賀で手を振られる天皇皇后両陛下=2日午前、皇居(桐原正道撮影)
新年一般参賀に集まった人たちにお言葉を述べられる天皇陛下
=2日午前、東京・皇居(大里直也撮影)
新年一般参賀に集まった人たちに手を振られる天皇皇后両陛下、皇族方
=2日午前、東京・皇居(大里直也撮影)