日本で生まれ育った大和民族であれば、平成二十四年に編纂千三百年を迎える「古事記」という存在は、もちろん知っているはずです。
さらに全国に祀られている「アマテラス」「スサノオ」といった神様の名前や、「天の岩屋戸開き」「ヤマタノオロチ」「因幡の白兎」などの日本神話の有名なエピソードも、大抵の人がなんとなく知っているでしょう。
しかし、これらの神話の全体像は?そもそも「古事記」とはどんな書物なのか?
はるか大昔の本なので読みずらく、つい敬遠してしまうが、「古事記」は聖書に並べられるほど、いやもっと深い価値があり、しかも意外なほどに‘おもしろい‘書物なのであります。
日本大和民族としてぜひとも知っておきたいこの大古典の豊かな世界にいまからでも遅くは無い、入門してみてはどうでしょう。
「国土創生」「神道と日本の神々」「和歌の始まり」
「天皇家の興り」
この物語には「日本」と「日本人」のすべてが詰まっている。