(宮内庁発表分/23日・水)勤労感謝の日(新嘗祭)
【午前~午後】
皇后さま 東京大学医学部付属病院(東京都文京区)お見舞い、のち皇居・御所へお戻り
陛下ご不在の中、皇居で新嘗祭。
皇居・宮中三殿近くの神(しん)嘉(か)殿(でん)で23日、天皇陛下ご不在の中、新(にい)嘗(なめ)祭が行われ、皇太子さまをはじめとする男性皇族方が拝礼された。新嘗祭は陛下自ら、その年の収穫を神々に感謝する宮中祭(さい)祀(し)の中で最も重要な儀式だが、陛下は気管支炎などで東大病院に入院中のため、お出ましにならなかった。
宮内庁関係者によると、陛下は発熱やせきの症状が落ち着いているため、今後も順調に推移すれば近日中に退院される見通しとなった。
宮内庁によると、平成になって陛下が新嘗祭にお出にならないのは、故高円宮の宮中喪のため、陛下と皇族全員がお出ましを控えられた14年以来4回目。ご病気による理由は初めて。今年は宮中祭祀をつかさどる掌(しょう)典(てん)職のトップ、掌典長が陛下に代わり供物を供え、祝詞を読み上げる「代拝」を行った。