夕刻の備忘録 様のブログより。
「グローバリズム」という名の妖怪についての話を続けたい。
要するにグローバリズムという言葉に縋る者は、既に先進国である日本をそうとは認めず、他国に追随して文化的な属国になることで「先進国の仲間入りが初めて果たせる」と信じている劣等感の塊である。
東大出身者が多く居る中央官庁でこの傾向が強いのは、さして真面目に勉強したこともないのに、国内では充分に偉そうに出来た。しかし入省後、国費により留学させて貰いながら、その地で蒙った「何らかの屈辱」を自らの至らなさとは感じず、それを棚に上げ、劣等感のみを肥大化させて帰国してきた連中が多いからである。
そして彼等の不満の捌け口は、己の実力の無さではなく、「日本のシステム論」へとすり替えられる。それが官僚の制度弄りの実態である。
★ ★ ★ ★ ★
民主党にも東大出身者は多くいる。
その悉くが無能、不誠実なのは何故か。
東大を出て、官僚になり、官僚から転じて政治家になった。
東大を出て、実業界に入り、転じて政治家になった。
一目見た経歴は自民党議員と何も変わらない。
東大を出ても優秀な者もいれば、ダメなのもいる。
優秀な自民党議員もいれば、ダメな議員もいる。
民主党も然り……とはいかないのは何故だろうか。
民主党議員の全てを調べたのか?
全てがダメな証拠でもあるのか?
そう考える人もいるかもしれない。
しかし同時に、「政治は結果責任である」ということを肯定する人ならば、現状を見て民主党は党としてダメなことを、党を構成している者の責任として、その全議員が等しく批判されるべき対象であることは認めるだろう。何しろ「自浄能力ゼロ」の政党なのである。公然と嘘を吐き、公然と前言を翻し、平気な顔で職に留まる、そんな連中を未だに支えている議員達が、「ダメでないはずがない」だろう。
問題は劣等感なのである。経歴には表立って出ないが、属した学校、組織において、抜きがたい劣等感を植え付けられた、そのトラウマによって、全世界が歪んで見える沈鬱な病の中に彼等はいるのである。
入学試験を突破することなど、さして難しい話ではない。
国家試験も同様である。
試験には問題が出る。
出た問題には必ず解答がある。
解答がある以上は、何処かにヒントがある。
問題から解答までのプロセスを、極めて短時間に見出すような「肉体的訓練」を受けた者であれば、試験合格はそれほどの難事ではない。
しかしながら、大学に入ってしまえば、別の尺度で測られるようになる。入試とは異なる次元の勝負が始まる。勿論、そこで出題される問題の多くは、解答のあるものである。従って、同じパターンで好成績を収め、人生の最期の最期まで、この連鎖で乗り切る人間もいるだろう。
★ ★ ★ ★ ★
ところが、そうした定番人間とは違う、「解けない問題」に生き甲斐を見出す人間が彼等の前に、生まれて初めて登場するのである。恐るべき才能と永続的な努力をする志と、両者を兼ね備えた「本物」が忽然と現れて、入試エリートを叩きのめすのである。
やげて彼等は、そうした「異人達と争うことは不利」と納得して、相変わらずの点数競争に戻っていく。しかし、同じことは社会人になっても、留学しても、選挙に出ても繰り返される、常に「本物」は何処からともなく現れてくるのである。
そして寄る辺を失った彼等は、外国に救いを求める。自らの劣等感を抑える為に、外国事情を通して、それに通じていない人間を馬鹿にする快感に酔いしれる。ダメ官僚の大半は、このパターンである。自分への自信の無さが、外国の知見を見せびらかすことで癒され、国民を小馬鹿にし、自分達だけが「真の国益を考えている」という自惚れを生む。
何故なら、留学先のエライ先生方は、カルチャーショックに打ち拉がれる彼等の心情を奥の奥まで読み切って、彼等を煽て、これが新思潮だと吹き込み、君達こそ帰国して国家のトップエリートとなるべき存在だ、祖国の発展に尽くしなさい、と「叱咤激励」されたからである。久しく受けなかった歓待を受け、久しく感じなかった高揚感を感じ、「平伏せ愚民どもよ」の勢いで帰国してくるからである。
劣等感は自己を滅ぼし、国家を滅ぼす。充分な学歴を持ちながら、「本物の学力」を持たぬままに卒業し、他人を下げることでしか、自分が上がる方法を見出せなかった卑しさが顔に態度に出ている。そんな人間達が偶然、権力を取った。その結果が現状である。
二十歳で司法試験に通ったという「宣伝文句」、「エリート伝説」に包まれた古川元久の顔をじっくりと見て頂きたい。大蔵省職員として国費留学しながら、卒業と同時に退官するという「立派な経歴」の持ち主である。学歴、経歴に惑わされず、顔で決めて頂きたい。その本性は履歴書ではない、顔に書かれているのだから。
素直な人間を捜して、素直な政策を採用させ、素直な国家に戻さねば、劣等感は感染する。出来る限り早期に駆除する必要がある。劣等感の無い素直な日本を取り戻そう。
要するにグローバリズムという言葉に縋る者は、既に先進国である日本をそうとは認めず、他国に追随して文化的な属国になることで「先進国の仲間入りが初めて果たせる」と信じている劣等感の塊である。
東大出身者が多く居る中央官庁でこの傾向が強いのは、さして真面目に勉強したこともないのに、国内では充分に偉そうに出来た。しかし入省後、国費により留学させて貰いながら、その地で蒙った「何らかの屈辱」を自らの至らなさとは感じず、それを棚に上げ、劣等感のみを肥大化させて帰国してきた連中が多いからである。
そして彼等の不満の捌け口は、己の実力の無さではなく、「日本のシステム論」へとすり替えられる。それが官僚の制度弄りの実態である。
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民主党にも東大出身者は多くいる。
その悉くが無能、不誠実なのは何故か。
東大を出て、官僚になり、官僚から転じて政治家になった。
東大を出て、実業界に入り、転じて政治家になった。
一目見た経歴は自民党議員と何も変わらない。
東大を出ても優秀な者もいれば、ダメなのもいる。
優秀な自民党議員もいれば、ダメな議員もいる。
民主党も然り……とはいかないのは何故だろうか。
民主党議員の全てを調べたのか?
全てがダメな証拠でもあるのか?
そう考える人もいるかもしれない。
しかし同時に、「政治は結果責任である」ということを肯定する人ならば、現状を見て民主党は党としてダメなことを、党を構成している者の責任として、その全議員が等しく批判されるべき対象であることは認めるだろう。何しろ「自浄能力ゼロ」の政党なのである。公然と嘘を吐き、公然と前言を翻し、平気な顔で職に留まる、そんな連中を未だに支えている議員達が、「ダメでないはずがない」だろう。
問題は劣等感なのである。経歴には表立って出ないが、属した学校、組織において、抜きがたい劣等感を植え付けられた、そのトラウマによって、全世界が歪んで見える沈鬱な病の中に彼等はいるのである。
入学試験を突破することなど、さして難しい話ではない。
国家試験も同様である。
試験には問題が出る。
出た問題には必ず解答がある。
解答がある以上は、何処かにヒントがある。
問題から解答までのプロセスを、極めて短時間に見出すような「肉体的訓練」を受けた者であれば、試験合格はそれほどの難事ではない。
しかしながら、大学に入ってしまえば、別の尺度で測られるようになる。入試とは異なる次元の勝負が始まる。勿論、そこで出題される問題の多くは、解答のあるものである。従って、同じパターンで好成績を収め、人生の最期の最期まで、この連鎖で乗り切る人間もいるだろう。
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ところが、そうした定番人間とは違う、「解けない問題」に生き甲斐を見出す人間が彼等の前に、生まれて初めて登場するのである。恐るべき才能と永続的な努力をする志と、両者を兼ね備えた「本物」が忽然と現れて、入試エリートを叩きのめすのである。
やげて彼等は、そうした「異人達と争うことは不利」と納得して、相変わらずの点数競争に戻っていく。しかし、同じことは社会人になっても、留学しても、選挙に出ても繰り返される、常に「本物」は何処からともなく現れてくるのである。
そして寄る辺を失った彼等は、外国に救いを求める。自らの劣等感を抑える為に、外国事情を通して、それに通じていない人間を馬鹿にする快感に酔いしれる。ダメ官僚の大半は、このパターンである。自分への自信の無さが、外国の知見を見せびらかすことで癒され、国民を小馬鹿にし、自分達だけが「真の国益を考えている」という自惚れを生む。
何故なら、留学先のエライ先生方は、カルチャーショックに打ち拉がれる彼等の心情を奥の奥まで読み切って、彼等を煽て、これが新思潮だと吹き込み、君達こそ帰国して国家のトップエリートとなるべき存在だ、祖国の発展に尽くしなさい、と「叱咤激励」されたからである。久しく受けなかった歓待を受け、久しく感じなかった高揚感を感じ、「平伏せ愚民どもよ」の勢いで帰国してくるからである。
劣等感は自己を滅ぼし、国家を滅ぼす。充分な学歴を持ちながら、「本物の学力」を持たぬままに卒業し、他人を下げることでしか、自分が上がる方法を見出せなかった卑しさが顔に態度に出ている。そんな人間達が偶然、権力を取った。その結果が現状である。
二十歳で司法試験に通ったという「宣伝文句」、「エリート伝説」に包まれた古川元久の顔をじっくりと見て頂きたい。大蔵省職員として国費留学しながら、卒業と同時に退官するという「立派な経歴」の持ち主である。学歴、経歴に惑わされず、顔で決めて頂きたい。その本性は履歴書ではない、顔に書かれているのだから。
素直な人間を捜して、素直な政策を採用させ、素直な国家に戻さねば、劣等感は感染する。出来る限り早期に駆除する必要がある。劣等感の無い素直な日本を取り戻そう。