条例でヤクザの人権を侵害していいいのか!? | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





yohkan様のブログ・愛国画報FromLA より。




かって東京の下町では、彫り物を入れたお兄さんたちが 珍しくなかった。銭湯に行くと、背中に立派な観音様を彫ってるひともいれば、それこそ首から足首まで全身に刺青を入れているため、裸になっても服を着てるように見えるひともいた。さすがに堅気のひとはあまり入れないが、必ずしも刺青があればヤクザモンとは限らない。多少やんちゃでもお天道様に恥じない商売をしているひともいたし、粋な格好に憧れて物事を深く考えずに彫ったオッチョコチョイもいた。正直なところ、子供心に刺青を見てカッコいいとも 思わなかったが、別に怖いとも感じなかった。それもひとつのファッション、みたいな認識だった。


だから刺青を入れてるひとはサウナもプールも海水浴場もお断りと聞くと、ちょっと違和感がある。自分の肌に刺青アートを載せることには何の罪もない筈だ。好き好きだし、個人の趣味だ。刺青のコワモテがぞろぞろ来場すると、一般人が恐怖感を覚えるかも知れないが、だからと云って刺青による入場禁止はかなり乱暴な話だろう。誰だってサウナやプールに入りたいことはある。犯罪性で判断するなら兎も角、刺青を以てひとの自由行動を制約していいもんなのだろうか。どうも納得できない。


さて、暴力団排除条例なる規則で、暴力団を一掃する動きが顕著になっている。堅気に迷惑をかけない建前のヤクザでも、恐喝や発砲事件で一般市民に被害を及ぼす事例も多い。相手が暴力団では個人が立ち向かえるものじゃないから、社会のルールでそういう勢力を押さえ込むのはいいことだ。だけど犯罪を排除する、あるいは犯罪者を押さえ込むことが大事であって、暴力団だから、ヤクザだからと、普通の生活すら出来ないようなルールを押し付けるのは行き過ぎだと思う。


暴力団員やヤクザと云っても社会の一員だ。家を借りるのも必要だし、銀行口座だって無きゃ困るだろう。買い物もするし、食事もする。知り合いとお茶だって飲む。これら全て禁止となれば、どう考えても憲法で認める基本的人権 、「言論の自由」や「結社の自由」や「居住・移転の自由」等々を理不尽に奪うことになる。暴力団員なら、警察の取り締まり対象になっても不思議はない。でもハナっから、人権を否定すると云う考え方はおかしい。





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暴力団を擁護するつもりはないが、どんなに理想を唱えても、無頼な生き方しか出来ないひとたちは存在する。彼らが彼らなりの掟やしきたりを守って生きて行く世界は、これまで一般社会と常に併存していたし、社会はそれでうまく回ってきた。人権を否定してまでヤクザモンを追いつめ、姿が見えないようになったからと云って、社会の悪は絶対に無くならない。


気がついたら、闇の社会ではチャイニーズやコリアンやロシアのマフィアばかりが暗躍し、表の社会では共産革命を夢見る極左の暴力組織だけがのさばる世の中になるんじゃたまらない。われらこそは単なる暴力団じゃなくて、立派な任侠団体だと自信を以て名乗れる組織には、それなりの活躍の場があるように思えてならない。ヤクザだからって、人権を頭ごなしに奪っちゃいけないのだ。


ふと気がつけば、この件については左巻きの人権屋が全然登場しないな。不思議だ。