帯広・十勝の覚醒はまだか。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





夕刻の備忘録  様のブログより。



石川以下三名が「有罪」となった。
小沢の求心力が益々低下した。

マスコミは様々に報じている。如何にも小沢を、陸山会を叩いているように見せて、その本音は検察批判ではないのか。あからさまな対応から、仮定法を多用する姑息な対応まで、石川・小沢の話をしながらも、力点は検察に置かれている報道を幾つも見せられた。

彼等にとって巨悪は小沢ではない、検察なのだ。犯罪者から見れば、掴まえる方が悪なのだ。マスコミはまるで己の立場を主張するかのように、検察を批判している。その流れを利用しようと石川は躍起になっている。

それにしても、先の選挙以降、石川は何をしたのか。疑惑に離党に、検察批判。元々政治的な力量など皆無ではあるが、何をしたいのか、何が出来るのか、そして今日まで、国会議員として何をしてきたのか。

石川本人にではない、帯広・十勝の有権者に聞きたい。あなたがたが選んだ人物は、その期待に応えましたかと。二年が過ぎた今、解散が随時行われる衆議院として、その平均任期からみれば、もう充分に時間が経っている今、彼は何を地元にもたらしたのか。

国政に関しては我々が判断出来る、それは皆無であると。
しかし、地元のことは分からない。
地元に何か益があったのか。
利益誘導であれ、何であれ、その善悪軽重は問わない。
何か事を為したのか。何も無いのではないか。

あの時の、あの判断は間違いではなかったのか。
何としてでも検証して欲しい。
その検証を経なければ、また同じ過ちを繰り返すだろう。

地元に益あり、国政に益無し。それならまだ我慢も出来る。
地元に益無し、国政においてなお益無し、では堪らないのだ。

国家を支える最優秀の政治家を落選させて、この男を選んだ理由を知りたい。同じ轍を踏まないように。全国で同様の悲劇を生まないように。政治家に反省を求めるその口吻で、同じく地元民の対応にも言及して頂きたいと思うのである。石川への議員辞職勧告は、地元民からこそ起こるべきなのである。

               ★ ★ ★ ★ ★

あの悲劇の日から、もうすぐ二年になる。
初めから分かっていたことではあるが、彼の代わりはいない。

リーマン以来の金融危機が叫ばれている今、中川はなく、麻生はその力量を発揮出来る立場にない。あの時、世界のリーダーは明らかにこの二人だった。日本の過去の経験に学び、大胆な対応を取れる、気力と胆力を兼ね備えた二人だった。そして、世界の金融関係者に大絶賛を受けているちょうどその最中、帰国した中川は政治的に葬られたのである。

誰が、何を言ったか。
あの時、民主党は如何に対応したか。
何もかも覚えているぞ。
絶対に忘れないぞ。

震災対応において「野党は与党の足を引っ張るな、協力しろ」との大合唱である。マスコミの定番攻撃は、この一点に絞られている。では二年前の春まだ浅い日、マスコミは同じことを言ったのか。世界中が固唾を呑んで見守る中、財務金融関係者が必死の対応を取っていた時、我が国では「野党は与党の足を引っ張る」ことだけに専念していたのである。そんな野党にマスコミは力一杯の援助をした。首にロープを掛けたのは民主党であるが、足を力任せに引っ張ったのはマスコミである。

誰が、何を言ったか。
あの時、マスコミは如何に報道したか。
何もかも覚えているぞ。
絶対に忘れないぞ。


中川昭一の名誉回復は、未だ為されていない。
その最初の一歩は地元の反省からであって欲しい。
強く強く、そう願うのである。