18世紀の終わり頃、フランス 革命当時、国王の法案拒否権をめぐり国民議会が保守派と急進派に真っぷたつに割れた。で、議長席から見て右側に保守派、左側に急進派が座って対立した。これが右翼と左翼のはじまりで、以降、右と云えば保守、愛国、資本主義や自由主義などを表し、左と云えば進歩、革新、社会主義や共産主議などを示す言葉になった。
ヨーロッパ における、右翼と左翼の対立軸は階級だ。右は貴族や中産階級などの富裕層、左は労働者階級であり貧困層。貧富の差がひとを左右に分けている。だからこそ、右は私有財産と自由主義経済を肯定し、左は国家による統制経済と再分配を標榜する。
さて、わが国でも右翼と左翼の概念は他国とそうかわらない。右は資本主義や自由経済を尊重し、左は社会主義を理想とする。但し、他先進国に比して貧富の差が極端に少なく、ヨーロッパ 的な意味で階級社会ではない為、どうも対立軸がよく見えない。
そもそも日本は、お上が富を吸い上げて再配分する伝統があり、見ようによってはかなり社会主義的なシステムで動いている。そのため、欧米の資本主義や自由主義がグローバルに広がり出すと、右翼でも、競争原理は風土に合わないとアレルギー 反応を示すひとたちが増えた。左翼もかっては階級闘争とか共産革命とか云っていたが、憧れのソ連はじめ共産圏が崩壊してから、その手の主張はやめてしまった。右翼と左翼が何をもって、右左に別れているか、よくわからなくなったのだ。
と思っていたら、右の自民党から左の民主党が政権を奪取した途端、突如として右翼と左翼の対立軸が見えてきた。
外国人参政権から人権侵害救済法案、古文書の引き渡しから朝鮮学校 無償化などなど、民主党 のすすめる政策はすべて明らかな朝鮮人優遇策に他ならない。原発潰しと意図的な電力不足は、日本のハイテク産業を切り崩し、韓国 へ技術を流出させる悪巧みだ。震災復興には手をつけず、多くの日本人を見殺しにした上、瓦礫すら放ったらかしなのは、長年わが国の豊かな暮らしに嫉妬してきた朝鮮人の逆恨み感情だろう。
何と日本の左翼は朝鮮人だったのだ。云うまでもなく、対する右翼は、日の丸・君が代を愛するわれわれ生粋の日本人だ。
右と左の対立軸が日本人vs朝鮮人だなんて、世界中の右翼や左翼が仰天するに違いない。何たって、フランス 革命から連綿と続く右翼・左翼の伝統を軽～くぶち破る話なのだと思う。