【台風１５号】
避難指示・勧告１１４万人
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110921/dst11092111190018-n1.htm
非常に強い台風１５号は２１日午前、紀伊半島の一部を風速２５メートル以上の暴風域に巻き込みながら北上した。列島を暴風域を伴いながら縦断する見通しで、昼前から夕方にかけて近畿から東海にかなり接近、上陸する可能性が高い。西－北日本の広範囲で大雨となっており、気象庁は引き続き最大級の警戒を呼び掛けた。
共同通信の午前９時現在のまとめでは、全国で避難指示は約２１００世帯の計約４７００人、避難勧告は約４８万７千世帯、計約１１４万人を対象に出た。豪雨で増水した名古屋市の庄内川で男性が浮いているのが見つかり死亡が確認されるなど、愛知、愛媛、佐賀、長崎の４県で計５人が死亡した。
２２日朝までの２４時間予想雨量は、いずれも多い所で、関東甲信４００ミリ、東海３００ミリ、近畿と北陸、東北２５０ミリ、四国と中国地方２００ミリ、北海道１５０ミリ。２１日の最大風速は西－北日本の陸上で２０～２５メートル、海上で２５～３５メートルが予想される。
台風１５号の影響で大雨や暴風、高波に襲われた和歌山県串本町の橋杭岩
＝２１日午前８時７分、和歌山県串本町 (竹川禎一郎撮影)