日本は「この戦争」を回避出来ない。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。





「戦争に巻き込まれる」と騒ぐ人間の本音は、「戦争に巻き込ませる」である。日本を戦争に巻き込ませて、敵に「支配」して貰いたい。その為には「武装解除」が必要である。その下準備が、国民に徹底的に厭戦気分を植え付けることである。戦う前から、それを嫌い、忌避する風潮を作ることである。それを外国と共謀して行う人間を、「工作員」と呼ぶのである。

従って、工作員は誰でもなれる。派手な仕事をしている人間は、ただそれだけで狙われる。スポーツ選手も、タレントも、もちろんテレビで話芸に興ずる電波学者も、優秀な工作員になれる。要するに、「国民が嫌な気分になればそれでいい」のだ。よって、才能など欠片も必要ではない。大声でしゃべりまくる、周りがそれと気づいていても、平気な顔で嘘を吐きまくる。なんでもかんでも戦争に結び付け、あらゆる競争を否定し、「戦いはグランドの中だけにしたいです」とでも言わせておけばいいのだ。

ロシア爆撃機が「日本1周」
 首相訪問時に福島沖も飛行 前代未聞の露骨な挑発
 ロシア軍は8日、北海道北東部の日本領空に接する形で設定した訓練空域などで演習を始めた。野田佳彦首相が東京電力福島第1原発を視察する時間帯に合わせ、爆撃機が福島県沖を飛行。日本列島を完全に1周するのは極めて異例で、北方領土付近では空中給油機も合流し、露骨な挑発の意図が鮮明になった。東シナ海では中国軍のY8の情報収集機型が日中中間線を越え飛行。中露ともに野田政権の外交姿勢を試しているとみられる。
 ロシア軍は千島列島周辺とカムチャツカ半島東側の沖合で3カ所、日本海北西部で1カ所に射撃やミサイル発射の訓練海域を設定したことも新たに分かった。
 ロシア空軍の2機の長距離爆撃機TU95は8日午前6時ごろ、対馬(長崎)の東側から日本領空に接近してきた。九州西方、沖縄本島の南を経由し、太平洋に入り北上した。 国後島付近で2機の空中給油機IL78と合流、北海道北東部の訓練空域に入った。空中給油をした後、宗谷海峡を抜け、対馬東方まで南下し反転。再び国後島付近まで飛行後、午後8時ごろ帰投した。
 TU95は約14時間にわたり日本領空周辺を飛行しており「前代未聞で今後の動向も予測不能だ」(防衛省幹部)とされる。
 野田首相は午前10時40分ごろ福島第1原発に到着したが、そのころ2機のTU95は福島県沖を北上した。
 藤村修官房長官は「(訓練空域が領空に)ここまで近いのは異例」と述べた。
(2011.9.9 01:30)

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110909/plc11090901300002-n1.htm

来年は、多くの国で大統領選挙が行われる特異年である。その「世界同時選挙」に向けて、候補者の「マッチョ争い」が始まっている。国のトップになろうとする人間は国民に向けて、如何に自分が勇敢であるか、戦いを恐れない男であるか、真の愛国者であるかを競う。国内向けには賛否が入り混じっても、外国向けなら大丈夫である。仮想敵国を作り、その横面を張る場面を国民に見せて自らを売り込むのである。

特亜&ロシアは特にその傾向が強い。メドベージェフが我が国領土に自ら乗り込んで来たのも、やたらにプーチンが裸になって、その筋骨隆々たるところを見せたがるのも、全ては次の大統領選挙において勝利する為である。その為には、近隣国を敵視し、挑発して国民の喝采を受けることが最も効果的である。

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この安易極まる手法を易々と受け入れるのが我が国である。スパイ防止法が無いが故に、長年に渡って好き勝手に情報操作をされ、国民の感度が著しく低下している。ツラを張られても、スネを蹴られても、鈍感にして実は強靱な日本国はビクともしない。それが彼等には実に好都合なのである。手を出した瞬間に叩きのめされたのでは、何の為の政治工作か分からなくなる。選挙どころか自分が火だるまにされて滅ぼされてしまう。

だから日本が好都合なのだ。国民が国際政治に鈍感であり、かつ少々のことではビクともしない真の強さを持っている。だから相手からすれば、却って安心なのである。

マッチョ争いをする世界の首脳の中で、自らを泥鰌に譬える男が首相なのである。防衛大臣は素人自慢である。防衛副大臣は、財務大臣と共に「ガソリンをプールに貯めることを検討した男」である。国家公安委員長は「ネーム・ロンダリング」の末に、マルチの虜になった出自不明の人物である。外務大臣の目玉は何時こぼれ落ちるか分からない。経産大臣は被災地を死の町と呼び、「放射能を移してやろうか」と記者に迫る狂人である。

今、この日本を政治的に利用しない人間は、大統領にはなれないだろう。これだけの餌を垂らしているのである。そして相も変わらず、国民は暢気に「世界の善意」を信じている。世界最古の文化を持つ国が、その国民が、意味不明の「世界遺産」に選ばれたの選ばれないのと騒いでいる。それを決める権利を有するのは、世界で最も古い文化を持った国のはずだ。にも関わらず、他人の眼を気にして、世界の眼を気にして、「好い人でいよう」と頑張っている。

日本は「この戦争」をもはや回避出来ない。今年から来年に掛けて、日本を政治利用する風潮は益々高まるだろう。マッチョ争いは、最後の最後まで続くのだ。「諦めない」、それこそがマッチョの証だからだ。

弱い者を助けるのが男らしいのは我が国だけの話である。彼等は弱い者は叩き潰し、隷従させる。そしてすり寄って来た者だけを「弱い者」と認定して、弱者救済を気取るのである。真の弱者はその段階で既に殲滅されているのである。

地域紛争という名の戦争は、避けられない。その時、臆病者は不意に引き金を引く。撃たれる怖さに耐えきれず、前後の見境無く反撃に出る。「戦争反対」を唱えれば戦争が無くなると主張していた連中に、政権を委ねると、必ず彼等は戦争を引き起こすのである。

それは命を掛けた闘争としての「戦争反対」ではなく、臆病者の逃げ口上としての「戦争反対」「痛いの嫌い」「危ないこと恐い」に過ぎなかったからである。一刻も早く臆病者を排除して、あらゆる艱難辛苦に耐える、その為の訓練を長くしてきた人達に、国防を任せるべきである。このままでは近く自衛隊員が人知れず殉職し、海上保安庁の職員が行方不明になり、漁船の航跡が突然消えるだろう。破局は刻一刻と近づいている。

これは訓練ではない。
繰り返す、これは訓練ではない……