広島県尾道市教委は9月1日、市立中19校で来春から使用する公民の教科書として教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社の教科書を採択していたと発表した。来年度、約1200人の生徒が学ぶ。
この日は既に、同県呉市が歴史と公民、島根県益田地区(益田市、津和野町、吉賀町)が歴史で育鵬社を採択していたと発表している。
各地区とも7月から8月にかけて採択手続きを行ったが、静かな採択環境を確保するため8月31日の採択期限が過ぎるのを待って公表した。山口県岩国地区(岩国市、和木町)も同様に育鵬社の教科書を採択していたことが既に明らかになっている。
来春から使用される育鵬社の歴史・公民教科書