28日16時からの
『たかじんのここまで言って委員会』に
安部晋三氏、
麻生太郎氏と三人で出演したが、
中々テレビらしい番組で、
『朝まで生テレビ』
より品が良くて、
『ワイドショー』類
より自由に話が出来、
出演した僕も
勉強に成った番組でした。
レギュラーの方々も、
政治評論家の三宅久之氏、
コラムニストの勝谷誠彦氏、
漫画家の江川達也氏、評論家の宮崎哲弥氏、
落語家の桂ざこばさん
等々、
キャラクターの違いが際立っていて、
ゲストのキャスティングも、
テーマの設定も巧く、
実に面白かった。
番組は茶の間に
午後の時間帯に届けられるのが、
みそのようで。
女子供が観て、
『そこまで言って委員会』発信の、
社会や文化の真摯な
問題提起を、
たかじんさんと、
辛坊治朗氏の司会が、
難しい話を
面白く分からせるように噛み砕き、
現代社会が直面している諸問題に、
女子供が精通するようになったと言う。
夜帰宅した親父を待ち受け、
食事前後に持つ、
団欒の話題は
『たかじん』が取り上げた、
政治、経済、文化問題に、
花を咲かせるようになった事が、
『たかじん』の功績との事。
また朝日系のように、
左翼に偏った
あからさまな、
洗脳をしない事が、
賢い関西人に人気となった所以だろう。
風評によると、
たかじんさんが、
日本テレビに軽く扱われ、
読売だけの独占放送になったらしいが、
いづれにしても、
頭の単純な連中が多い
潤いのない東京砂漠の人間を、
相手にしなかったのが正解。
視聴率が断トツのトップを走るのは、
体制や権力に媚びない
大阪人の気骨に賭けた『たかじん』の勝利であり、
素晴らしさなのだろう。
大宅壮一氏が言った。
『テレビは茶の間の1億総白痴化を呼ぶ』
…との危惧が的中し、
愚かなマスコミが
『いっぺん替えてみよう』と、
愚かな大衆を煽動し、
愚かな民主党を作った主旨の話をしたら、
辛坊氏が、
『それ!たかじんもやっとりましたんや』と
言って笑っていた。
その辺りを、
明るく白状し、
隠さない自由闊達な
気風が、
大阪らしさであり、
人気の由縁だろう。