地元はうんざり。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 








【放射能漏れ】被災松の使用断念騒ぎ。




決定が二転三転し、翻弄された「高田の松」。地元の反応は複雑だ。

 津波で被災した地元文具店を4月に再開させた伊東孝さん(57)は「仕方がないんじゃない」と淡々。店内で復興関連グッズを販売するなど、復興に向けて奔走してきた住民の一人でもあり、理不尽な京都の使用拒否には憤ったが、今はそんな風評騒ぎ自体に嫌気が差している。「セシウム、セシウムって…。不安は分かるが、ばかばかしいったらない。騒ぐのは被災地から遠方の人々だけなんじゃないのかな」

 陸前高田市企画部協働推進室の大和田智広主事(32)は「なんだか京都の一人芝居みたい」とぽつり。市側は今回の計画には全く絡んでいないが、問題発生以降、相次ぐ問い合わせへの対応に苦慮していた。500本の松の薪はそもそも京都市から再依頼があったものだが、事情を知らない京都府民からは「一度断られたなら、松を京都に送らず、自分たちで全部燃やせばよかったのに」という電話もあったという。「復興に協力してくれてありがたいが、今回のごたごたはちょっと勝手すぎる。問題が尾を引かないことだけを祈ります」とうんざり顔だった。