まだまだソ連に勢いがあって、世界同時共産革命などと法螺を吹いていた70年代、西側先進国に世界を震撼させた極左テロ組織が三つありました。ご存知、わが国の連合赤軍とドイツの赤軍派(バーダーマインホフグルッペ)とイタリアの赤い旅団です。
なぜ、日独伊の旧枢軸国でのみ若者の極左テロ組織が出現し、社会を不安に陥れたのか、理由はよく分からない。米英仏などの旧連合 国には見られなかった現象だけに、陰謀の匂いがあるような気もするし、あるいは敗戦後の伝統破壊や無秩序が共産主義の浸透や台頭を許した、ただそれだけの理由かも知れません。
その後、それぞれの国で極左テロ組織は弾圧されたし、90年のソ連崩壊 で思想的にも行き詰まった。連合赤軍も独赤軍派も赤い旅団もとっくに壊滅したんのだろうと思っていた。甘かったですね。ゴキブリと一緒でしぶといんです、あいつら。
わが国で連合 赤軍と思想を共有する極左勢力が民主党 の皮をかぶったように、ドイツでは赤軍派の生き残りが「緑の党」に衣替えして、政界で一定以上の発言権を持っている。イタリアの場合、「赤い旅団」が金銭目的の人殺し集団へと変わり果て、マフィアと結びついた経緯があるので、ちょっと他国と事情が違うが、しっかり政治活動 も続けていたのですね。だって「赤い旅団」関係者が菅工作員首相と会って「脱原発で国民投票 をやれ」って吹き込んだそうだもの。
それにしても、極左連中はどうしてひたすら「脱原発」とか「反原発」って主張するんでしょうね?依りにも依って、なぜ日独伊の旧枢軸国でのみ大騒ぎするのか?若い頃に過激派だった連中が今も世界同時共産革命を夢見て、経済活動の破壊や社会の混乱、国家の弱体化を企んでるんだろうか?わからない。謎です。
どうでもいいような話だけど、赤い旅団、緑の党と聞くと、ついつい赤いキツネと緑のタヌキが頭に浮かぶ。
放射能コワイって話も何だか嘘っぽいし。脱原発とか反原発とか、結局、ひとを化かすだけじゃねえの、って思ったりして。
