通らぬ道理。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






【外信コラム】ソウルからヨボセヨ

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110728/kor11072803460000-n1.htm


韓国人は腹の底では中国が大嫌いなのだという話をよく耳にする。理由はいくつか挙げられるが、韓国政府関係者によると「外交常識をわきまえない対外姿勢」だ。要するに何かにつけ、上から目線でエラそうなところなのだろう。

 先日も、訪中した韓国の金寛鎮国防相が格下に当たる人民解放軍総参謀長と会談した際、各国メディアの面前で米国の悪口を延々と繰り広げるという“外交非礼”を被ったが、これも“上から目線”の一例だ。

 ところが別の当局者が、非礼どころではなく紛れもない主権侵害、外交問題ものの話を明かしてくれた。

 ソウル中心の市庁舎前広場で、中国政府が「カルト」として弾圧している法輪功の集会があり、中国側は阻止を企てた。在韓中国大使館は韓国政府に圧力をかけ、最後には韓国警察に直に集会の不許可を要求した。韓国側は「法令に従っている以上、不許可にできない」と要求を突っぱねたという。自由と民主主義を重んずる国としては当然だ。

 ところで、日本の自民党議員団の鬱陵(ウルルン)島訪問計画については韓国側が「上陸阻止」に動いた。法令に従った渡航を本来、阻止できるわけがないのだが、韓国ではしばしば竹島(韓国名・独島)問題となると道理が通らず別の思考回路がまかり通る。これもその一例だ。


                                     (加藤達也)