尖閣諸島周辺海域で地元漁協が漁。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/plc11070500430001-n1.htm
日本固有の領土でありながら近づくことの難しい尖閣諸島周辺海域で地元漁協の漁が行われた。これに同行取材した。
3日午前5時過ぎ、八重山漁協の船団約10隻は石垣島の新川漁港を出港した。海上保安庁の巡視船2隻のエスコートつきだ。およそ6時間後、紺碧(こんぺき)の大海原の向こうに尖閣諸島がその姿を現した。
黒い岩が海中からそそり立ったような南小島と北小島、深い緑に覆われヤギの姿が確認できた魚釣島。諸島周辺は大型魚がねらえるよい漁場だという。
魚釣島上空には海上自衛隊の対潜哨戒機が飛び回り(上)、「そういう場所」だということに改めて気がついた。やがて漁師たちは北小島の西側で釣り糸を垂れた(中)。釣果はツンブリ(ブリの一種)。しばらくすると太陽は西に傾き、大海原を黄金色に染め、その美しさに息をのんだ(下)。詳報は8月1日発売の「正論」9月号に掲載される。
(正論調査室 塩瀬崇久)
