【内閣不信任案】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060214090017-n1.htm
「居座るつもりか」「大震災の被災者がかわいそうだ」。内閣不信任案を突きつけられて初めて退陣を表明した菅直人首相と、手の平を返したように一致結束を訴える鳩山由紀夫前首相らの姿に、有権者らは怒り、あきれた。
大阪市西淀川区の税理士、土屋俊雄さん(60)は「内閣不信任案が可決されそうになったことを踏んで、いきなりこうしたことを言い出すのは卑怯(ひきょう)だ」。同市生野区のタクシー運転手、細谷範夫さん(72)も「国を挙げて、復興に力を合わせなければならない時に、権力闘争をしていることは本当にばかばかしい。被災者がかわいそうだ」と話した。
大阪市港区の自営業、以倉敬之さん(25)は「国民の大半はすでに政治に期待していないし、自分たちの生活は自分たちで守らなければならないと思っている。被災地の人には、政治に負けずにがんばってほしい」とまで言った。
京都市北区の主婦、荒川啓子さん(64)は単なる「延命」と受け取った。「大震災の取り組みはいつメドがつくのかわからない。結局は首相の座に居座るつもりなのでは。こんな独りよがり首相はさっさと辞めてもらわないと日本が不幸になる」と憤った。