朝鮮学校教科書の拉致記述改悪。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





ブルーリボン「西岡力ドットコム」 より。ブルーリボン




 朝鮮学校 「現代朝鮮歴史」教科書の改悪について


 


 朝鮮総連 が、最近全国の朝鮮学校高等部で使用している「現代朝鮮歴史」教科書の拉致問題と大韓機爆破事件に関する教科書記述を修正したことが61日判明した。神奈川県が朝鮮学校 への支援金支給に際して行った調査でそのことが明らかになった。しかし、この修正はむしろ改悪というべきもので全く評価できない。

 拉致問題に関する記述は、以下の通りむしろ私たち家族会救う会 の国民運動を「反朝鮮人騒動」だと決めつける中傷の度合いを強めるものであった。

 昨年まで使われていた「現代朝鮮歴史」教科書では拉致問題について20029月、朝日平壌宣言 発表以後、日本当局は《拉致問題》を極大化し、反共和国、反総連、反朝鮮人騒動を大々的に繰り広げることで日本社会には極端な民族排他主義的雰囲気が醸成されていった」(122頁)とだけ記していた。

これは

金正日朝鮮総連 が拉致を認めて謝罪したことを全く取り上げていない、

被害者救出活動を「反朝鮮人騒動」として中傷している、

という2点で許し難い記述であった。

 今回の修正で「20029月、朝日平壌宣言 発表以後、右翼勢力等による、反共和国、反総連、反朝鮮人騒動がくり広げられ、総連と在日同胞社会にとって、大変に困難な状況が造成された」とされた。

修正後も金正日朝鮮総連 の拉致認定と謝罪を書いていない上、

「《拉致問題》」という語を削除したため、20029月以後、日本で拉致問題が大きく取り上げられたことさえ隠蔽している、

修正後も救出運動を「反朝鮮人騒動」と中傷する部分は変化ない、

反朝鮮人騒動の主体を「日本当局」から「右翼勢力」にすり換えている、

総連が被害者であることを一層強調している、

以上5点により、私たち家族会救う会 などの国民運動をよりひどく中傷する内容となっている。

 大韓機爆破事件については、従来の教科書では「198711月に捏造された《南朝鮮旅客機失踪事件》」と本文で記述され、事件を捏造とするコラムが掲載されていた(34頁)が、今回の修正で本文は「198711月におきた《南朝鮮旅客機失踪事件》」とされコラムは全文削除された。「捏造」という表現は削除したが、北朝鮮 工作員による爆弾テロにより115人が殺害されたという犯行事実を認めていない点で改善とは言えない。

以上