「yohkan様のブログ・愛国画報 From LA」 より。
反原発や脱原発を声高に主張する向きにとって、京都大学の小出センセイなるひとは教祖様みたいな存在らしい。なにしろ40年とか50年とか、反原発運動に一生を捧げ尽くしておられる方なんだとか。
京大原子炉実験所にお勤めのこのセンセイ、福島の事故以来、注目され、いろいろと学説や研究データが引用されてます。で、たまたま昔の論文を見つけちゃった人がいるのですね。ツイッター で発見したのが「朝鮮の核問題」。
www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf
元のツイートはこの方。twitter.com/#!/thorzen2
2003年6月の論文なので、ブッシュ 大統領が北朝鮮 制裁を打ち出した当時の世相を反映してるんだろうけど、云ってることが少しヘン。
「米国 が、実は核兵器など持たない朝鮮に対して、『悪の枢軸』というレッテルを貼って攻撃しようとし、日本政府もその尻馬に乗っている。」
「なぜ、朝鮮は文明国になるために必要な『原子力開発=Nuclear development』をしてはならないのか?」
「(北朝鮮のデポドン打ち上げに関して)ロケットを使って人工衛星を打ち上げることが悪いことなのか?」
「圧倒的な軍需企業を抱え、軍事で金儲けをしている国、すなわち『悪の枢軸』とは米国 そのものである。」
「朝鮮は1910年の日韓併合以来、日本の植民地支配の犠牲となり、創氏改名、朝鮮語の禁止、天皇の崇拝などを強制された」
「日本はベトナム 特需とともに、朝鮮特需をもって、戦後の経済を立て直したのである。そして今なお、米国 につくのが国益だと、戦争を放棄したはずの憲法 も無視して、弱いものいじめに荷担する。」
ま、そういう考え方もあるんだろうけど、いやに偏ってませんかね?この論文て、北朝鮮の主張を代弁してるの?
立派な京大のセンセイだもの、学問上の業績や研究成果に文句つけようなんて気はないけれど、こうした思想をお持ちの方が、日本のエネルギー政策を批判したり、反原発や脱原発を提唱するとき、政治色はないと云いきれるんでしょうか?
実は、わが国の原子力発電 を敵視し、核技術を潰そうと企み、ゆえに現在の反原発や脱原発の気運を最も喜んでいるのは、北朝鮮 あたりだと考えるのが自然。
収束しない福島の事故を背景に、原発設備の安全面に誰もが高い関心を持つ今、原発に関して恐怖を煽るような解説を聞くときは、眉にたっぷり唾をつけたほうがいい。だって、北朝鮮 など敵国のプロパガンダの可能性だって否定できないんだから。