天皇のいない東北復興。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。



事もあろうに内閣総理大臣が、「国民へのメッセージ」の中で「沈みゆく日本」と言ってのけた。前段がどうの、後段がどうの、如何なる文脈の中で語られたか云々と、五月蠅い詮議建ては無用である。国家のトップが現状を「沈みゆく」と捉えていることだけは間違いがない。

命を磨り減らして、この瞬間も国民を護っている自衛隊隊員。警察、消防、その他、道ならぬ道を驀進して流通の正常化に汗を流している名も無き国民の努力をも顧みず、現状は沈んでいるというのだ。沈んでいるのは内閣支持率だけではないか!

そして、その国を甦らせるプランを作成する会議を興した。それが「復興構想会議」というものである。人事と会議にしか興味のない男の、まさに悪趣味の極みのようなものである。その議長は防衛大学校校長・五百旗頭真(いおきべ・まこと)。議長代理は東大教授・御厨貴(みくりや・たかし)と、建築家・安藤忠雄である。

この「難読ツートップ」が会議の中心勢力である。防衛大学校校長の身分でありながら、「拉致なんて小さな問題」だと言い放ち、「日本が何百万人も強制連行した」と虚言を繰り返す。そして靖國参拝に関しては、お馴染みの周辺国の御機嫌取りに終始して、その一切を否定している。英霊を侮辱し、平然としている男が、現代の英雄たる自衛隊の基礎教育機関の長をしている。まさに奇観である。如何なる復興プランをまとめるのか、僅かばかりも期待出来るものはない。

そしてもう一方の御厨貴。反日報道が当り前のNHKの中でも、飛び切りの反日捏造番組「ジャパン・デビュー」の主役の一人である。「天皇」を取り上げた第二回、その最終部分で、「天皇の廃絶も含めて思考せよ」と得意気に語っている。その部分のテキストを以下に記しておく。


「問題は天皇條項だと思う。この天皇條項が、如何に非政治的に書かれていても政治的な意味を持つ場合がある。そういう点でいうと、戦前と同じように、神聖にして犯すべからず、あるいは不磨の大典としておくのは危険である。そこに一歩踏み込む勇気を持つこと。天皇っていうのは、主権在民の立場からどう考えるか、ということを本格的にやってみること。これね、みんなね、大事だと思いながらね、絶対口を噤んで言わない、危ないと思うから。危ないし面倒臭いし。ここを考えないと、21世紀の日本の国家像に、何故天皇の話が出て来ないとなる。天皇って、そういう意味では国の臍ですから、この臍の問題を、日本国憲法においても臍だと思うな、考えないといけない時期に来ている、と僕は思います」
 
http://jif.blog65.fc2.com/blog-entry-126.html

日本国民が拉致された事件を「小さな事件」という議長と、天皇廃絶をも含めて、日本の将来を考えよと、テレビで煽る議場代理がまとめる「東北復興計画」である。そこに天皇の姿は無い。国を護る若者の姿も無い。拉致されてもその奪還はおろか、同情すらされない。反日思想家達が作る「沈みゆく日本」の大破壊計画である。

極左政権とは、こうした存在なのである。自分達の都合のよい人選を繰り返して、国柄を否定する人間達ばかりを集め、国家にとって最も重要なものを潰していく。

こうした議論が飛躍に過ぎると思われるなら、連中の顔を見ればいい。その人相を見て判断して頂ければ、それでいい。共に学者として信頼出来る顔か否か。全ては顔に出るのであるから、顔を見て判断することは、何の間違いでもない。


一般的にいって、「左翼は賢い」「右翼はバカ」である。
ただし、それぞれオマケが付いている。
「左翼は狡賢く、右翼はバカ正直」なのである。
賢さを競う学者の世界において、左翼が幅を利かせるわけである。

左右の違いは横に置くとしても、狡賢さとバカ正直は共に顔に出る。人相に現れる。こればかりは隠しようがない。不誠実と誠実と言い換えてもいい。学者の不誠実など定義矛盾のようなものであるが、なかなかこれが多いのである。

肩書きも経歴も気に留める必要は無い。その人相を見れば、本物か偽物かは分かる。国家公務員でありながら国家を否定し、税金を盗んで自分一人の栄耀栄華に酔い痴れている人間は、まともな顔にはならないのだ。


以下が、枝野言うところの「オールジャパン」のメンバーである。これが日本の知性の代表格なら、確かに「沈みゆく国」であろう。

住職が作家になると、「宗教家」へと出世するのだろうか。政治と宗教の関わりには、五月蠅い筈ではなかったのか。およそ一年間に渡って麻生に纏わり付き、唯々「解散総選挙は何時ですか?」と聞き続けた「編集委員」もいるようだ。まあ、現状の「ジャパンのトップ」があれだから、この程度でも選りすぐりとなるのだろう。何を考えて、この会議のメンバーになることを引き受けられたのかは知らないが、近い将来、彼等個人の中でも「黒歴史」になることは必定である。

【議長】
五百旗頭真(防衛大学校長)
【議長代理】
安藤忠雄(建築家)、御厨貴(東大教授)
【議員】
赤坂憲雄(学習院大教授)、内館牧子(脚本家)、大西隆(東大大学院都市工学専攻教授)、河田恵昭(関西大社会安全学部長)、玄侑宗久(臨済宗福聚寺住職)、佐藤雄平(福島県知事)、清家篤(慶応義塾長)、高成田享(仙台大教授)、達増拓也(岩手県知事)、中鉢良治(ソニー副会長)、橋本五郎(読売新聞特別編集委員)、村井嘉浩(宮城県知事)
【特別顧問】
梅原猛(哲学者)
http://www.asahi.com/politics/update/0411/TKY201104110494.html