【東日本大震災】
南三陸、沖縄の隊員ら。
宮城県南三陸町の避難所、県立志津川高校で、陸上自衛隊第15旅団(那覇市)の隊員約35人が沖縄民謡を披露した。約150人が集まった会場は「イヤーサーサー」というおはやしと手拍子に包まれ、沖縄の楽器三線の演奏を被災者らが楽しんだ。
同校を拠点に給水活動などに当たる隊員が4曲を演奏。被災者の菅原貞一さん(57)は「南三陸で沖縄の民謡を聞けるなんて。涙が出そうで、力が湧いた」と話した。
演奏会は「子どもたちに聞かせたい」と隊員が三線を取り寄せたのがきっかけ。桑鶴仁郎1等陸曹(37)は「ありがとうの言葉に、逆に元気をもらった。明日からまた活動を頑張ります」と意気込んでいた。
避難所の県立志津川高校で沖縄民謡を披露する陸上自衛隊第15旅団の隊員
=31日午後、宮城県南三陸町
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110331/dst11033122120084-n1.htm