【東日本大震災】首相、石原元副長官に。
菅直人首相は25日、官邸に平成7年の阪神大震災当時、内閣官房副長官(事務)だった石原信雄氏を招いた。「阪神大震災での政府の復興支援態勢を聞きたい」というのが理由だが、東日本大震災発生から2週間も経過しての相談に、石原氏は「原発問題もあって大変だが、緊急救援対策も念頭に置いた対応を考えたらいいのではないか」と苦言を呈した。
また、政府・与党内で検討されている「復興庁」設置構想に関連、石原氏は阪神大震災では設置しなかった理由について「復興庁が何でもできるわけではない。窓口が一つ増え、二度手間になる。対策本部が決めた方針に基づき各省の現場が働く態勢の方がいい」と指摘した。