【プロ野球】
プロ野球のセ・リーグが予定通りの開幕(25日)を決めたことに関連し、監督官庁の文部科学省は18日、鈴木寛副大臣名で電力供給不足を理由に東京電力と東北電力管内でのナイター開催を「厳に慎む」よう日本野球機構(NPB)の加藤良三会長へ求める文書による通達を出した。
さらに文科省は計画停電が行われている両電力管内以外で試合を開催するよう「可能な限りの努力を」求めている。
これでセの開幕カードのうち、デーゲームでも照明が必要な東京ドームの巨人-横浜(東京ドーム)の開催は難しくなり、ヤクルト-阪神(神宮)のナイターも認められないことになる。
加藤会長はこれまで、「監督官庁の指示には従う。国策に反した試合が行われることはない」と話しており、セ・リーグは開幕日や開催球場の変更も含めた大幅な日程の見直しを迫られる可能性が出てきた。選手側の反対も押し切る形で開幕日を決めたセ・リーグだが、周囲の目は厳しさを増しており、19日にも開幕日について協議する。
一方、パ・リーグは開幕を当初の25日から4月12日へ遅らせていたが、同じく文科省の通達で再び球場の変更などが求められることになる。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110319/bbl11031901040000-n1.htm