体内の被曝、予防に「安定ヨウ素」保健所などが一元的に管理。  | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






【放射能漏れ】



放射性物質を体内に取り込む「内部被曝」を防ぐには、がんを引き起こす可能性のある「放射性ヨウ素」などが体内に蓄積されるのを防ぐ必要がある。このために放射性ではない「安定ヨウ素」をあらかじめ体内に取り込んでおくと、放射性ヨウ素は甲状腺にあまりたまらず、尿として排出されるようになる。安定ヨウ素剤を30ミリグラム服用すれば、成人で放射性ヨウ素の蓄積を95%以上抑制できる。被曝後6時間以内でも効果は大きいという。

 安定ヨウ素剤は、成人の甲状腺機能を低下させたり、アレルギーのある人は服用できないなど副作用もあり、保健所や自治体などが一元的に管理している。安定ヨウ素が含まれているからといって、うがい薬などの市販薬で代用できるわけではなく、専門家は服用などを避けるよう呼び掛けている。