平成23年3月14日
防衛省
※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は前回からの変更箇所
自衛隊の実施事項(調整中含む)
○大規模地震災害派遣による活動
11日14時50分 防衛省災害対策本部設置(本部長:防衛大臣)
11日18時00分 大規模震災災害派遣命令
11日19時30分 原子力災害派遣命令(12日09:20原子力災害派遣命令発出のため廃止)
12日09時20分 原子力災害派遣命令
航空機による情報収集
被害者の救助
防衛大学が周辺住民約190名を武道館に受け入れ
ヘリコプター映像伝送による官邸及び報道機関等への提供
○原子力災害派遣による活動
福島第1原発のオフサイトセンターに80名を派遣
○現地調査団等の輸送支援
政府調査団(第1陣:宮城県)の現地派遣
経済産業副大臣及び原子力安全・保安院職員等の現地派遣
総理大臣の現地視察(福島第1原発及び宮城県被災地上空等)
政府調査団(第2陣:岩手県及び福島県)の現地派遣
D-MAT(災害派遣医療チーム)の輸送支援
災害派遣要請元
11日14時52分 岩手県知事
11日15時02分 宮城県知事
11日16時20分 茨城県知事
11日16時47分 福島県知事
11日16時54分 青森県知事
11日18時50分 北海道知事
12日01時00分 千葉県知事
連絡員の派遣
北海道(襟裳振興局、根室振興局、日高振興局、釧路振興局、胆振振興局)、宮城県庁、岩手県庁、秋田県庁、青森県庁、福島県庁、山形県庁
自衛隊の活動
(1)派遣部隊
陸 自 | 第21普通科連隊(秋田)、第39普通科連隊(弘前)、第44普通科隊(福島)、第9特科連隊(岩手)、第4師団(福岡)、第6特科連隊(郡山)、第10特科連隊(豊川)、第35普通科連隊(守山)、第33普通科連隊(久居)、第10師団(守山)、第38普通科連隊(多賀城)、中央特殊武器防護隊(朝霞)、第12旅団(相馬原)、第1空挺団(習志野)、第26普通科連隊(留萌) |
海 自 | 第1航空群(鹿屋)、鹿屋航空分遣隊(鹿屋)、第2航空群(八戸)、第4航空群(厚木)、第5航空群(那覇)、第21航空群(大湊)、第21航空隊(館山)、第24航空隊(小松島)、第31航空群(岩国) |
空 自 | 第2航空団(千歳)、第3航空団(三沢)、第4航空団(松島)、第6航空団(小松)、第7航空団(百里)、百里救難隊(百里)、浜松救難隊(浜松)、第8航空団(築城)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、入間ヘリコプター空輸隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、秋田救援隊(秋田)、新潟救援隊(新潟)、千歳救援隊(千歳)、偵察航空隊(百里)、警戒航空隊(浜松) |
(2)派遣規模
人員約66,000名(陸約36,000名、海空合計約30,000名)
(総理指示を踏まえ、10万人態勢にすべく準備中。)
・回転翼96機、固定翼7機
・艦船58隻
が活動中
※3月14日(月)東北方総監を長とする統合任務部隊を編成予定
(3)自衛隊による救助状況
○大規模地震災害派遣による活動
・自衛隊による救助者数 約10,000名(現時点で確認されているもの)
11日・12日 | 13日・ 14日(0530現在) |
計 | |
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救助者数 (名) |
3,200 | 6,800 | 10,000 |
(11日) | 18時25分 | 東北方面特科隊(仙台)27名人員をもって保育所への救出のため出発し、救援活動を実施中。 |
18時45分 | 第2施設団、名取市(宮城県南部)家屋に取り残された10数名救助のため、初動小隊30名派遣 | |
19時00分 | 東北方面航空隊(霞目)UH-1×4機で中野小学校において救出活動実施。(現在は一時中止) | |
19時10分 | 第6特科連隊(郡山)第1大隊白河市(福島)8名生き埋め者救助のため出発し、救援活動を実施中。 | |
22時17分 | 仙台病院に患者20名を収容中。 | |
23時48分 | 東北方面特科隊が仙台市内の避難所にストーブ約260台を搬送。 | |
・第44普通科連隊(福島)の人員約80名、車両18両が被災地に向けて移動。 | ||
(12日) | 05時15分 | 第1空挺団(習志野)の人員約40名、車両6両(水トレーラー4両含む)により、給水支援及び輸送支援を実施中 |
20時00分頃 21時00分頃 |
第6師団が被災民に対する約5万食のパンの輸送を実施 | |
・第12旅団(相馬原)(人員約2,200名、車両約640両)が現地に向け移動開始 ・第10師団(守山)(人員約1,670名、車両約510両)が現地に向け移動開始 |
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(13日) | 00時20分 | 第6後方支援連隊(東根)がDMAT64名を東北大学病院まで輸送。 |
・第12旅団(相馬原)が福島に到着。救援活動を開始 ・第10師団(守山)が福島に到着。救援活動を開始 ・第26普通科連隊(留萌)(人員約450名、車両確認中)が現地に向け移動開始 ・第4旅団(福岡)(人員約4,000名、車両確認中)が現地に向け移動開始 他、細部確認中 |
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06時04分 | 第9特科連隊第3大隊が宮古市及び田老市で人員捜索及び救助活動を開始 | |
06時46分 | 第9特科連隊第2中隊が野田村でがれきの除去を実施 | |
07時51分 | 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者6名を救出 | |
08時00分 | 第6師団が気仙沼等で捜索活動を実施 | |
08時20分 | 第20普通科連隊がヘリで志津川小学校から要救助者等5名収容 | |
08時57分 | 第130大隊が26名を救出 | |
13時47分 | 第20普通科連隊が要救助者等6名をヘリで石巻の病院へ搬送完了 | |
18時30分 | 第6師団が石巻で125人を救助するとともに糧食及び毛布を配布 | |
22時20分 | 第9特科連隊(滝沢村)が岩手県下閉伊郡山田町で消火活動を実施 |
(11日) | 20時45分 | 八戸基地体育館に770名の避難者、私有車両140両を収容。 |
21時50分 | 大湊地方隊、毛布1000枚(青森県六ヶ所村500枚、風間浦500枚)を搬出。 | |
(12日) | 12時40分 | 第1護衛群「はるさめ」のヘリコプターが気仙沼で13名救助 |
13時04分 | 第1護衛群のMCHが陸前高田病院から花巻空港まで人員輸送 | |
13時38分 | 第1護衛群の「たかなみ」から内火艇×2隻が孤立した被災者27名を救助 | |
14時32分 | 第111航空隊(岩国)のMCH-101が陸前高田病院から花巻空港までの人員輸送 | |
16時30分 | 第1護衛群「きりしま」のヘリコプターが鹿妻小学校への物品輸送 他、細部確認中 |
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(13日) | 07時02分 | 73空 UH-60J64号が大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施 |
08時30分 | さわぎりHS阿武隈川河口の要救助者10名を岩沼市に搬送 | |
10時40分 | 第73航空 救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了 | |
10時55分 | 111航空隊が南三陸町に非常糧食を輸送 | |
12時00分 | ときわからMH53Eにより宮城県長沼市に応急糧食3,000食を輸送完了 | |
12時39分 | ちょうかいが洋上で生存者1名を救出 | |
15時43分 | MH―53Eが遠野運動公園へ非常用糧食9000食、毛布500枚、水157箱を輸送 | |
18時00分 | 横須賀警備隊が72トンの給水支援を実施 | |
・ときわからMCH-101により気仙沼市及び長沼市に非常用糧食152箱を輸送 ・第25航空隊が白浜小学校の被災者約140名を釜石市民体育館へ輸送(2151時点) 他、細部確認中 |
(11日) | 18時10分 | 三沢ヘリ、陸前高田で11名を救助完了 |
18時48分 | 陸前高田の高台へ11名の救助者を御下 | |
(12日) | 06時14分 | 航空支援集団(府中)が福島第1原発へバッテリーを空輸 |
08時41分 | 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。 | |
08時51分 | 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約40名を輸送。 | |
09時30分 | 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機がDMAT要員約65名を花巻へ輸送。 | |
09時40分 | 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が10回の空中消火及び要救助者30名を収容。 | |
10時36分 | 三沢ヘリ空隊CH-47×1機が山田の43名を救助。 | |
12時28分 | ヘリ空隊のCH-47×1機が田の浜の100名の救助に向かう。 | |
12時40分 | 第3輸送航空隊(美保)のC-1×1機がDMAT要員約30名を輸送。 | |
23時33分 | 第2輸送航空隊(入間)がDMAT8名を羽田から福島まで輸送。 | |
(13日) | 06時07分 | 百里救難隊の回転翼3機が阿武隈川付近で計47名を救助 |
06時45分 | 新潟救難隊の回転翼が南気仙沼で10名を救助 | |
06時50分 | 空教団が回転翼で要救助者20名を収容。阿武隈川で要救助者20名を移送完了。 | |
07時32分 | 航空支援集団の回転翼が要救助者20名を収容 | |
07時39分 | 航空支援集団の回転翼がで要救助者84名を収容 | |
08時20分 | 新潟救難隊の回転翼が救助者69名を気仙沼小学校に搬送 | |
09時18分 | 航空支援集団の回転翼が要救助者66名を気仙沼へ移送完了 | |
12時51分 | 空教団が回転翼でが岩手県下閉伊郡山田町で要救助者18名救出完了 | |
13時40分 | 秋田救難隊が回転翼で岩手県下閉伊郡山田町で要救助者12名救出完了 | |
14時20分 | 航空支援集団の回転翼が36名搬送完了 |
○原子力災害派遣による活動
(11日) | 21時20分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が駐屯地を出発。 |
(12日) | 02時05分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が矢板ICへ到着。 |
02時25分 | 東京電力のケーブルを輸送するための第1ヘリコプター団のCH47×3機が霞ヶ浦飛行場へ到着。到着後、ケーブルを搭載し、福島第2原子力発電所へ輸送予定。 | |
03時35分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)の副隊長含む2名が福島第一原発付近のオフサイトセンターへ到着 | |
04時50分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)が白河ICへ到着。じ後、オフサイトセンターへ向け前進。 | |
06時48分 | 東北方面隊の人員約100名、車両50両がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発。(活動場所は、確認中。) | |
08時30分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)の車両7両(化学防護車×4両を含む)がオフサイトセンター到着。 | |
20時00分 | 東北方面航空隊のCH-47×3機、UH-1×3機をもって、双葉町老人福祉会館及び厚生年金病院の寝たきり・要介護老人等約200名を川俣町農村広場へ空輸。 | |
20時34分 | CRF(朝霞)のUH-3機、CH47×3機が福島第1原発周辺住民の避難輸送を終了。 | |
22時07分 | 第1輸送航空隊(小牧)のC-130×1機が冷水ポンプ用のモーター3個を福島へ輸送。じ後、陸上自衛隊の車両で輸送。 | |
(13日) | 08時05分 | 原発冷却水支援のため、北部航空方面隊、中部航空方面隊、航空総隊直轄部隊の水タンク車9台が四倉町到着 |
10時50分 | 第12化学防護小隊が二本松で患者40数名のうち約半数を除染完了 | |
13時37分 | CRFの回転翼が空中モニタリングのため木更津を離陸 | |
13時56分 | CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮に着陸 | |
14時00分 | 第12化学防護小隊が二本松の除染所において除染対象50名の除染 | |
15時15分 | CRFの回転翼が空中モニタリングのため大宮を離陸 | |
15時55分 | CRFの回転翼が空中モニタリング一時中止 | |
17時57分 | 空自給水車両10両が福島第2原発に到着、作業開始 | |
20時28分 | 空自による福島第2原発での給水作業終了 | |
(14日) | 01時00分 | 中央特殊武器防護隊(大宮)が川俣町体育館において住民100名に対して除染 |
01時30分 | 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)再開 | |
05時00分 | 空自による福島第2原発での給水作業(第2回目)終了 |