東日本大震災
陸自北部方面隊から救助隊続々
東日本大震災の被災者救援などのために、北海道からも陸上自衛隊北部方面隊を中心に派遣隊が次々と被災地に向かっている。
12日に続いて、13日も午前9時半すぎ、小樽港から民間フェリーで約950人の隊員と約280両の車両が出発。また午後9時すぎには、第2師団司令部、第2後方支援連隊、第2施設大隊、北部方面通信群の隊員約720人と約280両が、苫小牧港から2隻のフェリーで青森港を経由して岩手に向かった。
第2師団司令部訓練班長の村田秀将3佐は「人の命がかかっている任務で、責任は重大であると自覚している。少しでも早く現地に行って、人命救助や生活基盤確保に全力を挙げたい」と気を引き締めていた。
同隊は、14日午前7時ごろ、岩手駐屯地などに着いた後、岩手県を中心に被災地に入るという。
2隻でおよそ280両の車両が積み込まれた=3月13日、北海道苫小牧市の苫小牧西港(藤井克郎撮影)
フェリーに乗り込んで被災地へと向かう隊員=3月13日、北海道苫小牧市の苫小牧西港(藤井克郎撮影)
次々とフェリーに乗り込む陸上自衛隊北部方面隊の車両=3月13日、北海道苫小牧市の苫小牧西港(藤井克郎撮影)