【東北・太平洋沿岸地震】
多くの人が避難所生活を余儀なくされる大地震では、体の保温や水分の摂取などが非常に大切になる。平成7年の阪神大震災で、厳しい寒さのなか避難生活を経験した人たちに東北・関東大地震の被災者への助言を聞いた。
「被災地は想像を絶する寒さだろう」。神戸市東灘区の防災福祉コミュニティー副会長清原孝重さん(61)は「段ボールを床に敷いたり、新聞紙を体に巻き付けたり、身の周りにあるもので暖を取ることができる」と言う。
「トイレを気にするかもしれないが、脱水症状を起こさないためにも水分摂取を心掛けてほしい」と話すのは看護師でNPO法人「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」の黒田裕子理事長(68)。「血液の循環を良くするためにふくらはぎなどのマッサージを欠かさない」ことも大事だという。
東京国際フォーラムに設置された避難所=11日午後、東京・丸の内(松本健吾撮影)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110312/trd11031202110001-n1.htm