(宮内庁発表分 9日・水)
【午前・午後】
両陛下 ウズベキスタンのカリモフ大統領夫妻=公式実務訪問=とご会見、午餐(皇居・宮殿)
【夜】
陛下 高裁長官1人の認証官任命式(宮殿)
両陛下がウズベキスタン大統領夫妻とご会見。
天皇、皇后両陛下は9日、来日中のウズベキスタンのカリモフ大統領夫妻と皇居・宮殿で会見し、続いて午餐(ごさん)(昼食会)に臨まれた。午餐には皇太子さまと常陸宮ご夫妻も出席された。
宮内庁によると、会見では、ハイテク製品に使われるレアメタル(希少金属)が話題となった。大統領が「ウズベキスタンにも相当量のレアメタルがあり、ぜひ利用していただきたい」と話すと、陛下は「日本ではリサイクルを利用して回収に努めています」と応じられたという。
ウズベキスタンのカリモフ大統領と会見される天皇陛下=9日、宮殿・竹の間
ウズベキスタンのカリモフ大統領夫妻と会見される天皇、皇后両陛下=9日、宮殿・竹の間
天皇陛下が11日に心機能の精密検査お受けに。
宮内庁は9日、天皇陛下が1月22日に東京大学医学部付属病院(東京都文京区)で行った健康診断の心機能検査での所見により、11日に「冠動脈造影検査」を含めた精密検査を受けられると発表した。
激しい運動を行い、負荷をかけたときの陛下の心臓の働きを調べたところ、動脈血の流れが減少し、心臓に必要な栄養や酸素が行きわたらない「心虚血状態」になられることが分かったという。
宮内庁によると、現在のところ陛下には特に自覚症状はなく、予定通り公務を行われている。日常的に行われているテニス程度の運動は問題がないとみられている。
冠動脈造影検査は一般的に、細い管(カテーテル)を使い、心臓の周囲にある冠動脈の状態を調べるもので、その結果を見て今後のご治療の方針を決める。