フカヒレの天日干しが最盛期 和歌山・那智勝浦
中華料理に欠かせない高級食材、フカヒレの天日干しが、和歌山県那智勝浦町で最盛期を迎えている。乾いた寒風が吹くこの時期が最適とされ、30~50センチに切られたサメのヒレが並んでいる。
国内有数のマグロ漁業基地の同町では、マグロと一緒に網にかかるヨシキリザメやアオザメを利用して、数十年前からフカヒレの生産が始まったという。地元の水産加工「森由商店」では、早朝から夕方まで乾燥棚につるすなどして水分を抜いている。天日干しは3月ごろまで続く。
天日に干されるずらっと並んだサメのヒレ=7日午前、和歌山県那智勝浦町