国旗国歌義務化は「合憲」 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







国旗国歌義務化は「合憲」 

都教委側が逆転勝訴 東京高裁



入学式や卒業式で国旗に向かっての起立や国歌斉唱を求めた東京都教委の通達や校長の命令は、思想と良心の自由を定めた憲法に違反するなどとして、教職員ら395人が従う義務がないことの確認や慰謝料を求めた訴訟の控訴審判決で東京高裁の都築弘裁判長(三輪和雄裁判長代読)は28日、「通達の発出によって重大な損害が生じる恐れがあるとは言えない」などとして、1審東京地裁判決を取り消し、教職員側の請求を棄却した。

 都教委は平成15年10月、都立高校の校長に国旗掲揚、国歌斉唱やピアノ伴奏の実施方法を通達し、従わなかった教職員を懲戒処分にしていた。教職員やOBが起こした訴訟では(1)教員らが国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する義務があるか(2)都教委の通達は違法か(3)教員らは通達によって精神的損害を受けたか-が主な争点となった。

 18年9月の1審東京地裁判決は「懲戒処分をしてまで起立させることは行きすぎた措置で違法。原告は起立や斉唱を強要され、精神的損害を受けた」と認定。通達については「合理的な基準を逸脱している」とし、通達違反を理由にした処分を認めなかった。

 さらに日の丸、君が代を「第二次世界大戦が終わるまで軍国主義思想の精神的支柱だったのは歴史的事実」と位置づけ、原告側の主張をほぼ全面的に認め、都に1人当たり3万円の慰謝料の支払いを命じた。

 判決後、都側が不服として控訴していた。




「今後も適正指導行う」 東京都コメント


国旗国歌訴訟で「合憲」との判断を示した東京高裁判決を受け、東京都の大原正行教育長は28日、「主張が認められたことは当然のことと考える。今後とも、学校における国旗・国歌の指導が適正に行われるよう取り組んでいく」とのコメントを発表した。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110128/trl11012815020051-n1.htm