あったかいでごザル! 京都市動物園で「サル温泉」
寒い冬を屋外で過ごすサルたちに暖をとってもらおうと、京都市動物園(同市左京区)で10日、アカゲザルの展示施設「サル島」のプールに湯を入れるイベント「サル温泉」が行われた。
近くの市立岡崎中学校の生徒らが平成18年に発案して以降、毎冬行われている。湯は、同市クリーンセンターでごみを焼却した際の熱で温められ、約4トンが運び込まれた。
市内はこの日、最高気温が4・7度と平年より約4度低く、時折雪も降る寒い1日。湯が注がれると、33頭のサルたちは大喜びの様子で泳いだり潜ったりしており、同区の主婦、与田知子さん(38)は「温かそう。私も早く帰ってお風呂に入りたい」と話していた。
京都市動物園の「サル温泉」に入るサル=10日午後、京都市左京区
「サル温泉」で泳ぐサル=10日、京都市左京区の京都市動物園
京都市動物園で行われたイベント「サル温泉」。寒空の中、サルも気持ちよさそう
=10日午後、京都市左京区