どうも。
ゼロです。
今日は、完全につぶやきになってしまいますが。
昔のことを思い出しました。
幼稚園の運動会。
遠い記憶ですが、あの日のことは鮮明に覚えています。
当時の私は、クラス(桃組?)で、かけっこがかなり速い方でした。
もちろん、幼稚園児なのでタイムなどは測りません。
クラスのみんなを、一斉に走らせてみたら速かった、その程度だったと思います。
ですが、
そのことで、えらく自信をつけてしまった当時の私。
運動会当日は、自信満々です。
「母ちゃん、息子の勇姿をとくと見ててくれ!」
と、そこまで考えたかは覚えていませんが、とにかく自信に満ち溢れていたんです。
そして、
もうすぐ私が走る番。
すごくリラックスしています。
だって、余裕で私が一等賞でしょうから。
よし、こうなったら。
いかに自分が速いかを、友達に知ってもらおう。
そう思った私は。
周りを見渡し、仲良しの友達を見つけて、自分の足がどれだけ速いのかを、説明することにしました。
そいつに、必死で説明します。
説明はだんだん白熱してきて、友達と言い争いになってきました。
「俺の方が速いぞ!」
「いいや、俺の方が速い!」
二人とも、走る順番が違うので勝負がつけられないのが残念です。
どんどんヒートアップしていく言い争い。
ふと、気がつくと。
あれ。
誰かが、私の名前を呼んでいます。
あの声は、担任の先生だ。
白熱した言い争いをしていて、気付かなかったのですが。
なんと。
私が走る番は、過ぎていました。
したがって、私はビリ。
走らずしてビリ。
ある意味、一等賞なことをしてしまいました。
「しまった!」
と思い、母親の方を見ると。
とても恥ずかしそうに、こちらを見ています。
勇姿を見せるはずが、醜態を見せてしまいました。
私は、幼稚園児ながら、
「あー、人間。過信や慢心は良くないな。」
と、思いました。
「自慢も良くないな!」
身を持って、いろいろ学ぶことができた運動会でした。
あの友達、元気かなー。
以上です。