【第13話】からのつづき
僕が、
自分の心地いいこと・好きなこと
をスマホに入れ終わった、
その日の夜、
タイミングを見計らってた
よーに、
神様が現れた。
いつものように、
僕の部屋に(笑)
『できたようじゃの。』
『はい！これです。』
僕は神様に、
プリントアウトした、
僕の心地いいこと・好きなこと
リストを見せた。
『どれどれ、』
リストに目を通す神様、
僕の心地いいこと・好きなこと
・お散歩してるとき。
・ぼーっとシャワーを浴びるとき。
・川のせせらぎ。
・茶の間で居眠りしてるとき、
台所で、母さんが洗い物してる、
水の流れる音。
・洗濯機のまわってるときの、
規則的なリズムの音。
・電車に座ってるときの、
がたんがたん、
ってリズムの音。
・線路を走る新幹線や、
電車を見ること。
・風で、木がさわさわそよぐのを
見ること。
・ベランダに干した洗濯ものが、
風にそよいでるのを
見ること。
・ラベンダーの香り。
・柑橘系の香り。
・線香の香り。
・ハイターの香り。
・学校のときの、
プールのにおい。
ろうそくの灯りを
みるとき。
・本屋さんの香り。
本屋さんに行くとなんか、
心躍る感じがする。
一人で、
ふらっと映画館に行くこと。
一人で、
ぼーっと、ドライブすること。
仕事の合間に、
缶コーヒーを飲むこと。
・ビール飲みながら、
電車や、新幹線の車窓から、
景色を眺めること。
・三度のご飯、食べるとき。
・美味しいものを食べてるとき。
・気のあう仲間とお酒を飲んでるとき。
・寝る前、布団にはいったとき。
・朝、仕事が休みなのを思い出して、
ゆっくり寝れるぞー、
と思ったとき。
・フッと思い立って、ブログを書いてるとき。
・刑事もののドラマや、2時間ドラマ、
再放送のドラマを
見てるときの安心感。
・漫画や本を読むのに
没頭してるとき。
・コーヒーミルで、
コーヒー豆をガリガリ挽く
音と、ほわっとたちのぼる香り。
・自分挽いた豆を、
コーヒーメーカーで淹れるときの
ほのかに部屋に充満する香り。
青空を飛行機が飛んでるのを
（飛行機のお腹を）
見ること。
『ふむふむ、
よくこんだけ、
出てきたのう。』
感心した様子の
神様の言葉に、
『はい、そうなんです。
それが、
最初、ちゃぶ台の上で、
考えてるときは、
ぜんぜん浮かばなかった
んですけど、
仕方ない、ゆっくりやるか、
って感じで、
シャワー、浴びてたら、
浮かんできたんですよ。
しかも、
シャワー浴びてること
自体が心地いいことだったし、
心地いいことを
してると、
アイデアやインスピレーション
を引き寄せてもくれるんですね。』
感じたことを
語る僕。
『うむうむ、
なかなかいいとこに
気づいたのう。』
うなずく、神様。
そして、また、
口を開いて、
『そうじゃ。
自分にとって、心地いいことを
してるときは、
自然と力が抜けて
リラックスできる。
身体もゆるまるし、
五感もゆるまる。
そうなると、
こころが
楽になって、
軽くなって、
ほわっと
引き寄せがおこるんじゃな。
たとえば、
今回の、おぬしのように、
インスピレーションを
引き寄せたりもあるし。
もちろん、
ほわっと、願望の実現自体を
引き寄せることもある。』
『そうなんですね。』
うんうん、とうなずく僕。
『そうじゃ。
それに、実は、おぬし、
今までも、心地いいことを
してる時は、
引き寄せがあってたはずじゃぞ。』
え！？マジで？
僕が言葉につまってると、
すかさず、語りだす神様、
『ふむ、
ここが、引き寄せの盲点
なんじゃ。
目に見える大きな引き寄せ
だけじゃなく、
目に見えなかったり、
小さかったりする、
引き寄せにも気づくことじゃな。
小さな引き寄せにも、
気づく力が、
引き寄せ力を
信じられないほど、
大きくさせてくれるんじゃな。』
・・・確かに、そうだ。
今まで、
心地いいことをしてても、
大きな引き寄せにばかり
意識がいってて、
小さな引き寄せが起きてる
ことに気づいてなかった気がする。
僕にとって心地いいこと
→ぼーっとシャワーを浴びること
をしたこと、
で、
↓
自分にとっての心地いいことが
思い浮かぶ、という
インスピレーション
の引き寄せがおこった。
これに気づけたことが、
本当に大きいな。
と思いを巡らす僕。
そして、
『そうなんですね。
これから、
できるだけ、
心地いいことに身を置くこと、
あとは、小さな引き寄せにも
気づくこと
を意識してみます。
ありがとうございます。』
神様にお礼を伝えると、
『うむ、その心がけよいぞ。
ほいでは、2つ目の
ゆるめるじゃが、
実は、おぬし、
何度かやっておったぞい。』
え？マジっすか！
【第15話につづく】