【第9話】展開がありえねー引き寄せに、ありえねーが止まらない僕(笑)、そして幕は開く―。 | 引き寄せの神様が言うことにゃ(笑)~日常は奇跡化する~

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引き寄せがまったくおこらなくなった僕が、
引き寄せの神様に
お願いしたら、
日常が奇跡化していった、リアル&フィクションストーリー。

 

 

 

 

 

【第8話】からのつづき

 

 

 

取引先の責任者赤木さんから

かかってきた電話に、

 

 

 

ありえねー・・・。

マジ、ありえねー・・・。。。

 

ありえねーが、止まらねー僕(笑)

 

 

なぜか?って。

 

こんなことが起きたからだ。

 

 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

 

僕が仕事で担当してた物件の

一つが、

 

少し前から、

大元の会社自体が、

今月末で事業を

撤退するかも、という話があった。

 

ただ、もう月の後半になってきても、

その兆しがみられないから、

 

もう少し続くのかな?と思ってたら、

 

今日の朝、予約状況のサイトを

見て、

 

やはり、来月から、

その仕事がなくなることが、

わかる。

 

 

そうかー、残念だけど、

仕方ないなー、

 

と、受け止めた、

僕と姉ちゃんと母さん。

 

そうなんだ。

僕は、家族と仕事をしている。

業務委託型の自営業だ。

 

 

実は、昨日の夜、

姉ちゃんが、

 

『わたし、【物件のA】(なくなる物件)

がいい。これからも、やりたい。

みんな、祈っちょって。』

 

言い、

うんうん、とうなずいた、僕と母さん。

 

そう、

物件のAは、僕ら家族が、

仕事がやりやすくて

大好きな物件なんだ。

 

だから、

できれば、その物件が

存続してほしかった。

 

 

けど、しょうがない、

決まってたことだから。

 

そう思ってたら・・・

 


今日の夕方に、

また、電話がはいる。

 

そう、

元請け会社の

責任者の赤木さんからだ。

 

『突然決まったんですが、

物件のA、また別の会社で、

続くことになりました。』

 

と。

 

『え?!』

 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

という流れで。

 

今まで、そんな兆しも

まったくなく、

 

電話をきったあと、

 

『・・・ありえねー!・・・』

 

となった僕だった。

 

 

 

仕事から帰って、

 

自分の部屋を

落ち着きなくウロウロ

歩き回り、

 

フッと、

スマホの神様に

お願いリストに目をやり、

 

『あ!これかー!』

 

とナットクする僕。

 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

 

そうなんだ!

 

昨日の夕方、

お願いリストに入れたのが、

 

『姉ちゃんの

こころからの望みが

叶いますように。』

 

 

その、母さんバージョン、

姉ちゃんの旦那さんバージョン、

も入れていた。

 

 

 

そうなんだ!

姉ちゃんの望み、

見事に、叶ったんだ。。。

 

『わたし、【物件のA】

がいい。これからも、やりたい。』

 

 

この、こころからの望みが。

 

 

母さんも望んでたことだから、

ある意味母さんのも。。。

 

 

すげーな・・・。

 

 

僕が、神様にお願いの

威力に、

 

圧倒されながら、

つぶやくと、

 

 

『じゃろ?』

 

後ろから、

聞きおぼえのある声が

返ってきた。

 

 

神出鬼没かよ!

こころでつぶやきながら、

振り返ると、

 

 

『そりゃ、わしゃ、神様じゃからの。』

 

 

僕のこころのつぶやきに

ニヤリと答える神様、

 

なぜか、

キノコの山、いや、しいたけか、

そんなみたいな形の

椅子らしきものに

腰かけてるし。

 

 

『ど、どーも。』

 

ばつ悪く答える僕。

 

 

引き寄せの神様は

きのこの山から立ち上がって、

 

 

パッパと

おしりの埃を払い、

 

また、ニヤリとしながら

口を開く。

 

 

『そろそろ、わしの

出番がきたようじゃからな。

 

さあ、はじめようかの。』

 

 

僕は、

ゴクンと唾をのみこんだ。

 

 

そして、幕は、開いたー。

 

 

 

 

【第10話へつづく】