基礎クラスの井上と申します。
この度、事務所主催で開催されたとあるオーディションに、縁あって参加させていただくことができました。
今回はその時の感想と、そこで得た学びを投稿させていただきます。
ある日突然、参加させていただける旨と当日の詳細をメールにてお知らせいただき、嬉しい気持ちとワクワクする気持ちと、
初めての本格的なオーディションに不安な気持ちと緊張と、色々な気持ちでいっぱいになりました。
そんな気持ちの中、指定された場所に到着すると他の参加者の方々がいらっしゃり、
そして、スタジオに入ると森川さんがいらっしゃいました。
密室の中に初めて会う方々、そして森川さん、今までに感じたことのない独特な緊張感でした。
その場で課題の台詞をいただきすぐに実演。
もろに緊張が出てしまい普段噛まないようなところで噛んでしまったりアクセントがおかしくなったり、自分の考えた演技プランが不適切とご指摘をいただいてから完全に迷子になってしまったり、散々でした。
特に印象に残ったご指摘は「相手を受けていないから、ただ台詞を読んでるように聞こえる」というものでした。
そもそも台本はその役1人の台詞しか載っていなかったのですが、それは1人のシーンというわけではなく
あくまで相手の台詞が抜かれている、相手とのやり取りが想定されるものでした。
自分のプランは単純にその役が何をしたい人なのかを大枠で決めただけで、具体的にどんな背景があって、
相手がどう動いて、そこに対してその役がなぜその台詞で’’反応’’しているか、というところまで考えられていませんでした。
他の参加者の方へのご指摘の中には「ずっと話す調子が一定だから、台詞っぽく聞こえてしまう」というものもありました。
これらのことから、例え1人分の台詞だとしても、どんな背景があって、どんな相手の行動や言動に、その役自身のどんな気持ちに’’反応’’してその台詞が出てきてるのか、
ストーリーの流れから考え、且つそれが伝わるような’’反応’’を表現することではじめて台詞に動きが出るようになり、台詞っぽくない演技ができるようになるのかもしれないと学びました。
以前先輩がブログで書かれていた、「演技を点ではなく''線''で捉える」という森川さんのお言葉、
そしてあるプロの声優の方が仰っていた「演技とは’’リアクション(反応)’’である」というお言葉がまさに繋がってくるのだと感じました。
他の参加者の方々は明らかに自分より先に進んだご指摘を受けており、
改めて自分の足りなさ、そして「声優になる」という夢までの距離がまだまだ遠いということを痛感しました。
演技を’’線’’で捉えて’’反応’’を想像できる発想力と読解力、それらをすぐに表現する瞬発力、そして以前先輩がブログで書かれていた「どんな場でも『ニュートラルな状態』でいること」など、課題がたくさん浮き彫りになりました。
結果はやはり不合格、ですが下は向きません。
まずは参加者に選んでいただけたこと、今まで積み重ねてきたことに自信を持ち、
今回得た学びと悔しさ、そして日々のレッスンを大事に噛みしめて、向き合い、また少しずつ積み重ねて前に進みます。
まずは次回以降同じような機会があった際には今一度参加者に選んでいただき、リベンジできるように。
そしてまだまだ遠い、夢までの距離を埋められるように。
基礎クラス 井上