選抜クラスの清水です。
「芝居が上手くなりたい」と
突っ走って来たこの一年。
それは、同時に
自分が「声優に向いてない」と
痛感させられた一年でもありました。
私の長らくの課題は「自信がない事」でした。
どんなに台本を読み込んでも、
どんなに練習を重ねても、
この芝居が
「否定されてしまったらどうしよう」
という不安が付き纏う。
結果、本番ではその思いが透けて見えるような
小さく、曖昧な芝居をしてばかりでした。
周りからはよく「考え過ぎだ」と言われます。
それは、考えなくて良い事まで考えて、
自分で自分の不安を煽ってしまう
私の様子を見て、掛けて下さっていた
言葉だったのだと、今では想像ができます。
しかし、当時は、
考えなくては、ただその人っぽく話しているだけの
演じる私も、そして、聴いている人も
心が動かない芝居になってしまうじゃないか。
考えなくてはいけないが、
考えてはいけない。
次第に、芝居にどう向き合えばいいのか
分からなくなりました。
そんな自分だからこそ、
一番に思い出す森川さんからの教えは、
「芝居を続ける限り、これでいいと満足するな」
という事です。
競争の激しいこの業界だからこそ、
他の役者と同じ表現をしていては
仕事を得られない、という意味合いも
含まれていたと思います。
しかし、何者かを演じる芝居において、
その者の「感情」は単純であるはずはない。
普段生きている私達の気持ちも一緒なはず。
驚いてるけど、その驚きには
喜びも含まれているかもしれない。
感動も含まれているかもしれない。
はたまた、文字では驚きと書いてあるが、
驚いていないかもしれない。
じゃあ、その複雑な感情を表現する方法って、
一つじゃないし。
言い回し、息遣い、
その言葉を口にしている時の
身体的感覚、動作などなど。
これらを研究し続けていくことが、
芝居を上達させて行く。
もちろん、本番で迷ったままの
自分でいて良いはずはなく、
でも、考えても考えても
「これで良いのか?」と思ってしまうことは、
芝居を向き合い続ける限り
持っていて良いものなんだと知って、
私は良い意味で、向き合い方は
「このままで良いのかもしれない」
と思えるようになりました。
これが「正解」なのかは分かりません。
また、しばらく経たない内に、
別の考えに出会って、
そっちになびいている自分がいるかもしれない。
でも、今はこのままの自分を信じてみよう。
これこそ、私に足りなかった「自信」
だったのかもしれないと、今は思います。
他の学生のブログに比べると、
自分語りの多い内容となってしまいました。
歌にダンス、イベント出演など
芝居以外の要素も求められる
現在の「声優」という職業。
もちろん芝居以外の要素も
しっかりと見て下さっていると思いますが、
アクセルゼロは、
芝居に真っ直ぐでいられる環境だと思います。
「アクセルゼロで芝居を磨きたい」
そう考えている方々の、参考になれば幸いです。
選抜クラス 清水