「自分の名前が残るお仕事」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

先日、初めて「自分の名前が残るお仕事」をいただきました。とある作品の収録です。

台本は当日現場で渡されるとのことでしたので、限られた時間の中で、ありそうな場面とセリフを想定して練習したり、インターネットや書籍から、音響監督さんがどのような方なのか、どのような作品なのか、できる限りの情報を収集して臨みました。何もかもが初めての現場で、心の余裕がない中、これらは拠り所となりました。

当日、台本を渡されてすぐにマイク前へ立つように指示があり、初めて見る形式の台本にセリフの箇所を把握できず、マスクを取るのも忘れたままマイク前へ。隣に立った方がマスクとセリフの箇所を丁寧に教えてくださったので本当に救われました。そんな状態でしたので1回目は棒読みの指摘が入り、2回目でOKをもらったものの、とても苦い経験となりました。

収録は大勢で喋り続けるものだと思っていたのですが、一人ずつマイク前に立ち、喋り続けるのではなく、一言二言のお芝居を間を取って続けるように指示があり、これは先に演じられている方々を見ることができたので臨機応変に対応できました。

また、いつもの授業では、先生の合図でお芝居を開始しますが、スタジオではキューランプが消えてからお芝居を開始すると教わっていたので、授業のおかげで初めて見るキューランプに焦らずお芝居ができました。

収録を終えた後、台本を返す指示がなかったのですが、通路棚の上に重ねて置かれてあるのを見つけました。初めての現場でやるべきこと、自分ができることは、スタジオの中にはどこに何があるのか、周りの方々がどのような行動をしているのか、周りをしっかりと見て把握することだと思いました。

後日、自分の名前が画面に表示されるのを見たとき、とても感動しました!!「自分の名前が残るお仕事」をいただけたことに感謝するとともに、やはり名前だけではなく、人の心に残るお芝居ができるようになりたいです。

今は、選抜クラスに上がることを目標に、共通語のイントネーション、腹式呼吸での発音・発声、アクセントなどの基礎をしっかりと身に付けるよう日々精進してまいります!

研究クラス 松新