「じしんの課題」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

今回は2度目となります、ドラマCDのお仕事に参加させていただきました。




今回も、現場に呼んでいただけたことに感謝しながら精一杯頑張ってきました。




前回のドラマCDとはまた違ったジャンルの現場では

ありましたが、今回も数多くの収穫がありました。



収穫といっても、失敗から得たものも多かったのですが…




さて、先日のアニメ現場の教訓から、今回の現場では

ガヤで色々と挑戦していくことを意識して臨みました。



江戸っ子風の親父や青年、そして子どもと、

やれる限り自分を出していったつもりです。



ですが、


「声を出してなかったわけではないけど、

他のプロダクションさんの勝ちだったなぁ」



と、マネージャーさんに教えていただき、

やはりまだまだ声を出していくべきなのだと学びました。



知らず知らずのうちに、自分の中でブレーキを

かけてしまっているのかもしれません。




ここぞという場面で、しっかりアクセルを

踏み込めるようにがんばります。




先輩方のように思い切った演技をするためには、

小さくまとまろうとしちゃダメなんです。



今回の現場の先輩方も、さすがプロといえば

良いのか、求められている役と方向がずれていることを

指摘されると、すぐさま言われたように修正して、ビシッと決めてきます。




このレベルを目指して毎日の練習に励まなければ

ならないのだと、身の引き締まる思いです。




それから、私の内面的なところで学んだことも少々。




何を感じたのかというと、自分を強く

持たなくてはならないのだということです。



そして、伝えるべきことは相手に正しく

伝えなくてはならないのだということ。




これまで何度か現場に出させていただき

マイク前を経験してはいるのですが、

私は専門用語やマイクワークに関することと

なると、急に自信がなくなってしまうようです。




いくら練習をしても、同期の演技経験者の

みんなと比べ、十歩も二十歩も演技や知識で

遅れているのがわかっているからかもしれません。



あらかじめ考えていたマイク前の動きとは

まったく違う動きをテスト後に同期の仲間に指導され、


頭では


「あれ?そうではなくてこう直すんじゃないの?」



と思いつつも、自分は経験が浅いからわかって

ないだけなのだろうと、勝手に納得していました。



そして、その変更を監督さんに伝えるときに

しどろもどろになってしまい、




「ここをテレコにするということですか?」



と言われた瞬間、以前レッスンで先生が

使っていたテレコという言葉を思い出して、



「あれ?テレコって役を交換するって

ことじゃないの?」



と軽くパニックに陥ってしまいました。



しまいには森川先生に


「何、結局どうしたいの?早くして」


と急かされてしまうという失態を

おかしてしまい…




結局、相手に伝わったマイク前の動きとは

違う動きをしてしまい、私の勉強不足で、

現場で関わった皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。



大変申し訳ありませんでした。




その後、5分の休憩時間に監督さんやスタッフの

皆様へ謝罪に行ったのですが、このような失敗を

したにも関わらず「大丈夫ですよ」と

笑顔で言ってくださるあたたかい方々ばかりで、

本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。




わかりやすく、端的に伝えなくては相手が

困ってしまいますし、時間も浪費します。



言葉を武器とする業界で、これでは話になりません。



以後、きちんと改善していきたいと思っています。



また、


「演技云々の前に、マイク前の動き、

もうちょっと落ち着いて。堅いからもっとリラックス!」



とマネージャーさんからご指摘を

いただいたように、まずは落ち着いて行動すること。



常にニュートラルな状態で、何事にも

対応できるようにしておくこと。



そして何より、仲間意識も大切ではありますが、

ちゃんと自分の意志は持つこと。



わからないなら早く聞いて解決してしまうこと。



思い切りという点にも関係するので、

もう少し自信を持って強気に前へ出ていくのが、

私の課題なのかもしれません。




今後はこういったことにも注意して、

日々の生活や練習に励みたいと思います。



またお仕事をいただけるように、

日々、頭を使って精進です!






1期生、長岡