「立ち止まる暇はない」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

先日、ドラマCDの収録に参加させていただきました。


出演者の先輩方は、ジャケットに

「豪華声優陣!」と帯の付きそうな、ご高名な方ばかり。


その中に混じって出演させていただくのは、

ものすごいプレッシャーであると同時に、

先輩方のお芝居を肌で感じることができると、

楽しみなことでした。


…収録が始まるまでは。


収録が始まったとたん、先輩方の響く声に、

パワーに、圧倒されて、楽しむ余裕なんてなくなりました。


これが『プロ』のレベルなんだ…。


手が震えました。

ペーパーノイズが心配ってくらい震えてました。


それでも何とか、マイク前にたって声をだした結果。

リテイクに続くリテイク。


原因は滑舌。


全ての収録が終わった後に、ディレクターさんから

「滑舌と発声ができてない」と言われてしまいました。


基礎ができていない。

アクセルゼロでレッスンすることで、

少しでもプロに近づいているという

錯覚から目が覚めました。


甘い世界じゃない。

プロまでの道のりが果てしなく遠い。


もうね、この臆病な性格が役者に向いて

いないとか、落ち込んで何もできないとか、

言ってる場合じゃない。


やらなくては。

一刻も早く、一ミリでも近く、

プロに近づくために、今すぐ動かなければ。


アクセルゼロの入所オーディションの日、

面接の最後で森川先生に「プロになるか?」

と言われて、びくびくしながらも「はい!」

とハッキリ答えたことを思い出して。


滑舌の練習をしよう。

外郎売りの練習をしよう。



1期生 沼田