選抜クラス、山元です。
先日、「森川智之と檜山修之のおまえらのためだろ!」の30周年イベントに引き続き、森川先生デビュー40周年前夜祭、「森川さんのはっぴーよんじゅーらっきー」のスタッフとして、2度目のお手伝いをさせていただきました。
前回の気付きである「もう一度会いたい人であること」。こちらはカメラ担当として、ファイダー越しに様々な箇所で感じる事が出来ました。前回は自身、裏の裏方の側面が強く、森川先生、出演者皆様の人柄であったり、心配りを拝見するという側面での学びでした。
確かに、もう一度、このような方々と一緒に働きたい。そう思わされた1日でありました。
ただ、それでは浅かった。
なぜこうも学んだ気になってしまうのだろう、芯を捉えた気でいるのだろうと。
と言うのも、今回はホールスタッフとして、来ていただいた皆様へのご対応でした。初めから終わりまで。ここなのです、「初めから終わりまで」。
それは森川先生がご来場の皆様に対してお礼の言葉をおっしゃって、ハイタッチをしてこのイベントの幕を下ろすというタイミング。
1人のお方が「飛行機の時間が危なくって…でも本当に楽しかったぁ!今日はありがとうございます!」そう言って急いでお帰りになられたのでした。
僕はそのお言葉を聴いた時、月並みな表現ですが、心から本当に良かったと思ったのです。「ご来場、誠にありがとうございました!次のご来場もお待ちしております!」心からこの言葉が出てきたのでした。
この瞬間に僕は思いました。僕がここで粗末な対応をしてしまったら…最高の気持ちで終わりを迎えた皆様は、帰り道、最低な気持ちでお帰りになる事になる。終演が本当の終演ではなくなってしまうのだと。
飛行機、新幹線、長旅になるやもしれません。帰りの車内で今日のイベントの想いを馳せる時間。そこまでもがエンターテイメント。そこにそれ以外の嫌な事があっては絶対にならない。
このような事は働いていれば当たり前に側にある考え方です。ホスピタリティなど至極当たり前。普段からやっているつもり。しかし、その本当の意味の一端に触れた気がしました。
閉場前にこのイベントの終わりの熱量で、その場でお手紙をお書きになられている来場者様がいらっしゃいました。「もう閉めますよね、ごめんなさい」とおっしゃっていましたが、「ゆっくりお書きになってください、森川先生なら必ず、お読みになってくださると思います」そう言葉が自然と出てきました。
その後、プレゼントとして係にお手紙を渡していただき、閉場時間内にお帰りになられました。
まさに仁は人の心なり、義は人の路なり。
本当の終演とは次に繋がる事。
以前授業で、森川先生は大谷選手の言葉を引用し、憧れはもうおしまい。そうおっしゃいました。しかし、この人を惹きつける力、いえ、力というより積み重ねてこられたもの。
他の事柄はおっしゃる通りにいたします。ただ、ここだけはどうか。
選抜クラス 山元