馴染みの店、伊達商店にて。
雪の茅舎「美酒の設計」。
太田和彦先生がこの醸造蔵で唸ってたのを以前TVで拝見してました。
穏やかで膨らみのある円やかさ。
印象は様々ですが、
山田錦由来の風味なのでしょうけど、
私には一口目に何故か遠いところにナッツ類のような風味あるように感じられました。
生酒ですが、ゆっくりお燗してやや酸味を出してみる冒険もしてみたいと思いました。
大変コストパフォーマンスの優れた美味しいお酒です。
阪神甲子園駅と鳴尾駅から共に徒歩10分少々の此処「伊達商店」さんは、私にとって馴染み過ぎてこの店について何かを記するという感覚になりにくいのですが、
地元では絶大な人気店で、鳥料理は勿論、仕入れ毎に様々な日本酒が楽しめる大変美味しいお店です。
店内はカウンター10席近くと、座敷3卓。葦簀天井の年季が入った和の佇まい。
焼き鳥と言えば串差しが普通ですが、こちらのお店では、韓国製の石盤で自ら焼く、という焼肉感覚の焼き鳥。
淡路島の朝引き鶏は身の締りも良く大変旨く、長年使い込まれた石盤で焼くと更に旨味が引き出されるのです。
小鉢や一品料理も数多く、混み合う前の開店直後、夕方5時過ぎに一人のんびりと一献やるのが私は好き。
幸せそうな丸顔の奥様と無骨っぽいが礼儀正しく親切なご主人と交わす、
どうでも良い気楽な会話と酒に今宵も癒される。
駅から少し離れた町なかの
和やかでささやかな名店です。