とりあえずビールとか、先ずはビールで乾杯なんて、もう古臭くて言わなくなったけど、やっぱり私はビールが好き。
 
綺麗に飲み干したビールのグラスを眺めるのが好き(変?)
 

ビールのグラスに残ったリング状の泡を「レース」と呼んでいるのですが、
元々は「ベルジアンレース」といって、ベルギーの名産である白いレースからイメージされたもの。


ただ、この泡のレースがこれほど綺麗に残るのには三位一体となった条件が必要で、正直適当に勢いだけで生ビールを注ぐようなお店ではこのレースはお目にかかれないのです。
 
ご存知の方も多いでしょうが、この三位一体の条件とは、まずは「グラスが清潔に洗浄されていること」
 
次に「適度な量のきめ細かい泡」。 貧乏性の私なんかは泡少な目が得した気分になるのですが、一般に言われるビールと泡の割合は、ビール7割、泡3割が理想。その泡もきめ細かく作らないと、儚く足早に消えていく。
 
きめ細かい泡を作るという点で、関西で私の知るところの代表的なお店はキリンシティーやケラーヤマトが「生ビールの三度つぎ」をしていて、美しいきめ細かい泡を作って提供してくれますね。 勿論、心得ているバーも然り。ビアホールも然り。


そして三つ目は、「上手に飲む」こと。いくらお店が美しく美味しいビールを提供してくれても、だらだらとチビチビ飲んで泡が消えてしまってはビールの旨味も逃げるし、飲み方そのものが不細工。
泡を切らさず、小気味良いピッチで口に運ぶのが良いですね。


この写真でわかるのは、レースの数だけビールを口に運んだという事。多分、私は五、六っくちで飲んだという事ですね。我ながら美しい飲み方だ!

私にとっては(日本酒好きならば)これから燗酒が美味しい季節になりますが、やっぱり欠かせないビール。
あなたがもし、今日もまた何処かでビールを飲むならば、この泡の三位一体を思い出してみて下さい。


泡と消える儚い夢よりも、見た目に嬉しい美しき泡にほくそ笑むのです🍻