大使館といってもね、誰でも入れます(笑)


サッポロビアホール、「ニューミュンヘン神戸大使館」は昭和39年にここ三宮にオープン。
同33年に開店した梅田曽根崎店に次いでの2号店です。曽根崎店は残念ながら老朽化の為、平成の終わりに閉鎖。移転オープンして、レトロ感のカケラもない無機質的な箱になってしまったけど、ここ神戸大使館は阪神大震災後のリニューアルがありながらも、レトロなドイツ風ビアホール「ケラー」の雰囲気を醸しています。

(曽根崎の1号店。平成30年に閉鎖)

新鮮なサッポロビールが飲めるという点では、東京の「銀座ライオン」と同じですが、此処はサッポロ直営ではなくサッポロビールはあくまでも提携企業。
神戸らしく灘五郷の菊正宗とも提携しています。

そんなニューミュンヘン神戸大使館。
8階建てだけど、私は一階カウンターが好き。(3Fまでしか知らないけど…)
ひとりの時に限らず、2名までなら一階が良い。
天井が高く、落ち着いた雰囲気で、グループ客が多くなる上階よりも確実にまったり出来るのです。



一杯目はいつもハーフ&ハーフ。
一年振りだからか、カウンター内にいつもの彼がいない。
大使館員(店員さんは大使館員!)の4児の父でムキムキ筋肉アメリカンのMr.エルトンは、私が行く度に何故かよく絡んで来てくれて、名物骨付き唐揚げの小骨のように面倒臭い時もあるけど、いつもひとり呑みのお相手をしてくれていました。
お休みなのか、もう定年なのか?この日は居なくてやっぱり残念。

(唐揚げのスモールサイズ)
お料理は鶏の唐揚げが百貨店でも売られる程の定番人気だけど、この日注文した烏賊の竜田揚げもビールの良いお供。
勿論ビアホールとなればソーセージも旨いに決まってる。

(いかの竜田揚げ)

オムライスやスパゲティやちょっとした和食メニューまで、充分に食事がとれるし、震災後に設えられた小さなブリュワリーでここだけのビールも飲める。
至れり尽くせりの神戸を代表する有り難いビアホールなのです。