以前、北朝鮮の強制収容所から、脱走・脱北して、来日し、その実態についての本を読んだ。
 たしかこの本。(現在手元にない。こういうショックを与える本は手元におきたくないため)
北朝鮮 絶望収容所 (ワニ文庫)/安 明哲

¥637
Amazon.co.jp

 現代社会で、こんなとんでもない人権侵害がまかり通っていることにショックを覚えた。印象に残ったところだけでも紹介したい。

 まず、こわいと思ったのが、入所が簡単なこと。

 北朝鮮の息苦しい体制・表現の自由のなさに息苦しさを覚え、韓国からの放送を夜、自分の部屋のラジオで聞いているとすると、隣の部屋のヤツがちくり、あわれ強制収容所へ。

 特に子どもの洗脳がいきわたっているため、親が子供に密告されるケースが多いという。

 「地上の天国」などとダマされて、北朝鮮に「帰国」した在日朝鮮の人など、ほとんどスパイ扱いされ、いじめられて、ひどい目にあい、強制収容所おくりになった人も多いという。
 なお、在日朝鮮・韓国人を区別するのはほとんど無意味である。彼らが密入国してきた、戦時中や戦後すぐは、まだ、北朝鮮と韓国に分離していなかった時代だからである。
 帰国した在日の人たちは、日本に残してきた家族や親せきに、お金や電気製品などの送付を無心し、かろうじて、それに頼って生きながらえてきた。朝鮮民族に家族や親せきで助け合う(というかタカりあう)風習があるためだ。日本に残った在日の人に、どこからともなく北朝鮮の「情報通」な人が現れ、帰国した家族からのメッセージをわたし、恐喝まがいに金を送るよう強いられたケースも聞いたことがある。
 そして、そんな「送金」が途絶え、利用価値がなくなったとたん、強制収容所送りである。
 一番悲惨なのは、ダマされた度合いが高く、家財を売り払って、家族全員で「帰国」し、日本に親戚もいないケースだそうで、強制収容所にまっすぐである。
 なお、「帰国事業」に最も力を入れていたのは、朝日新聞、日本赤十字社であり、共産党、社会党中心だが、小泉元首相のお父様や、鳩山元首相のお父様とかも加担している。

 次に、強制収容されているのに食べ物がでないこともこわい。

 基本的に明らかに栄養が足りていない。

 著者の方は、全く食事が与えられなかった経験を語り、生きのびるために、雑草や昆虫、ねずみを食べたという。キムチなんて、夢のまた夢である。

 強制労働や拷問も日常茶飯事である。

 また、(筆者は男性だったが)、女性は、強姦され、看守の性的サービスに供されるのが、ほぼ当たり前の状態だったという。

 
 北朝鮮に生まれなくて本当に良かった・・・。

参考)
・北朝鮮強制収容所の実態について http://matome.naver.jp/odai/2141492128631224001
・帰国事業について なお、週刊朝日が書いているのもちょっと意外である。 
  http://dot.asahi.com/wa/2013110800028.html