ノーベル物理学賞を受賞した、R・ファインマンさんの愉快なエッセイ集の一部にこんなのがある。うろ覚えなんで、正確に知りたければ読んでください・・・。

 

 ブラジルの大学に呼ばれて、講演をしたときのこと。生徒の一人と会話をする機会が与えられた。

 「○○の法則」について話してください。とファインマン先生。

 生徒は教科書に書いてある通り、完璧に答えた。

「すごいね。じゃ、これは?ガラスの板にこれこれの角度で光を当てたとする。その光は、どんな角度で出てくるかな?」

「・・・・・」

 

 その角度はさっき生徒が完璧に答えた○○の法則によって簡単に計算できるものだった。つまり、生徒は「○○の法則とは」という教科書の文章を暗記していたが、その意味が全くわかっていなかったことになる。

 

 万有引力の法則という言葉や教科書の定義を完璧に言えても、鉛筆が床に落ちる現象が、これのあらわれとわからないようなものだ。

 

  ファインマンさんは、大学の他の人にもこれをためし、二人を除いて全滅だということがわかった。で、二人の内、一人はブラジル以外で教育をうけたことが判明し、後の一人は独学であることがわかった。つまり、全滅だ。はっきりいって大学といえるだろうか。

 

 これを読んだのは、かなり前で、日本の教育にも似たような欠陥があるのではないか・・・と恐れていた。ゆとり教育以降、若い人のモノの知らなさにはちょっとひいていた。

 

 しかしながら、お隣韓国ではるかに深刻な状態になっていることには驚くばかりだ。

 

 前回のエントリにも書いたが、ハングルのみの教育になってしまった結果、ひらがなだけの世界に住んでいるようなものだ。

 これが、やまと言葉を使うのであれば(韓国固有のボキャブラリーなら)、まだわかる。

例えば

 「あさごはんにたまごをたべた」   これならわかる。

 

しかし、韓国語はほとんど漢語、こんな風に言う。

 「朝食に鶏卵を食した」(ちなみにたまごはらんに近く、韓国語は漢字の音読みっぽい単語が多いそうである)

 

これをひらがなのみで書くと

「ちょうしょくにけいらんをしょくした」 ←ハングルだけだとこんな感じ。

 

だから、文字を見て、音に変換することができるという意味では文盲ではないが、言語が本来果たしている役割、つまりその意味を理解するという作業ができない人が非常に多い。問題である。

 

 一定の文章を読み、その内容に関する簡単な問題に答えてもらうという方法で判定する実質文盲率というものがある。

 

韓国の実質文盲率はOECD諸国で最低である。

 

読み書きは一応できるが、お経のように、ひたすらいわれたことを繰り返すだけ、しかも、プライドが高く、それを知られるのを恐れる。

 

ただただ、筆写させて、上からの考えを意味もわからずオウムのように繰り返すのは、教育ではなくて、洗脳だ。

 

  こんなんでは、本を読む気もなくなる。意味もわからず、字面を追うだけでは「読む」とはいえない。韓国人の平均読書時間が一日6分なのもうなづける。

 

 面白い本を読んで、時間を忘れる楽しさを知らないとは本当にお気の毒だ。

 

参考)

http://ameblo.jp/sincerelee/entry-12067863042.html

https://www.facebook.com/hironori.masakari/posts/358646354282509