映画「朗読者=愛を詠む人」を観てきた。
うちのまちの映画館は3つあるけれど、いつも5分前くらいにしか行かないが、今回は15分前くらいに行ってみた。すると、行列。
朗読者は大好きな作品。
結果から言うと、結構良く取れていたと思う。
ハンナ役のケイト・ウィンスレットがハンナには合わないような気がしていた。私の中でのハンナは、あんなにフェロモンたっぷりの女性じゃなかったから。
ここからネタばれと感想-----
どんな風に映画化されてどんな演出なのか、大して期待もしないで行った。
けれど、結果的には引き込まれたし、本に忠実に再現していた。
それでも、何個か引っかかる場面があって、その中のひとつは、最初の場面で、ミヒャエルがハンナのために木炭を持ってくるところ。映画では、ハンナが命令口調で、ちょっとビックリした。
そういう場面は多々あり、ハンナからいつもなにかミリタリーな雰囲気を感じた。
それと二人が遠足に行く場面。
ここで、ミヒャエルは眠る彼女に書置きして朝、出かけるのだが、ハンナはそんなものをないと、ミヒャエルをベルトでたたくという、大事な場面。ここで、彼女は何か隠している、何か問題があるのでは?というシグナルを送るシーン(だと、私は思ってる。)
なかった。映画にはなかった・・・・・・
興ざめのシーン1は、初めてハンナが字というものを認識するところ。
初めてハンナはチェーホフの「犬を連れた奥さん」を読む。
町の中の看板はすべてドイツ語だったのに、ここだけ、英語だった。
ハンナが書く文章も英語。
インターナショナルなのはわかる。
でもなんか変。
興ざめシーン2は、映画出来具合とはあまり関係ないけれど、ハンナとミヒャエルが刑務所で再開するシーン。何十年も時を経て、ハンナはようやく「坊や、大きくなったわね」と口にする。
そして、そこでなぜか笑うドイツ人。
全然面白くないでしょ、それ!
以外にもドイツ人の女優さんが出てた。
大好きなAlexandera Maria Laraも
ユダヤ人の生き残りとしてはちょっとだけ出てた。
バンビみたいで可愛くてキレイ。
でも確かドイツ人じゃなくて、ルーマニアなんだよね。
そして、Karoline Herfurthが出てた…・・・(↓)
演技がうまいのか、Perfümにも出てた。私の性格が悪いのがバレバレになってしまうけど、せめて、もうちょっと可愛い子でこの端役を見たかった。
「ちょっと」だけなんて言わない。標準で良い。キャラクター女優ばっかのドイツで、美しさや可愛さを期待するのは、もう諦めた。でも、たまーに、普通の子が観たい・・・
と同時に、見た目より、中身で勝負のドイツもやっぱりいいなと思う。
そして、女優に美しさや可愛さを求める私が間違っているのかも…
あと、ケイトの老いたマスクが良くなかった。
現代のテクニックでもう少し、まともなものができなかったのか?
それに、なんだか、ハンナのほうが、ミヒャエルとの思い出を引きずっているように感じた。本を読むと、ミヒャエルの方がその時の思い出を引きずっていると思うけど。映画だと、ミヒャエルが案外冷たくて、それにがっかりして自殺した、みたいにも見えかねない。
本の映画化って難しい。