うちの町では金曜日からドンチャンやってます。
マルクトには中世の市場が再現されてたり、観覧車が立っていて、大混雑。
それを知らず、マルクトで友達とカフェに行くために待ち合わせをし、合流した後、さて、どっちにいこうと後ろを振り返ったら、男性が仰向けに倒れていた。
ごった返している中、バランスを崩したのか酔っていたのかはわからないけれど、私のほうに頭を向けた形で倒れていて、丁度、横に立っている人が起こそうとしているところだった。
その時、後頭部からポタ、ポタと血が垂れているのに気がつく。
起こそうと助けている人達からはそれが見えない。
ギョッとなって、急いで近寄り、他の人にそのことを告げ、救急車を呼んだ。
112番なのに動揺して間違えて110を押してしまった。
後頭部からは、そうしている間にも、血がどんどん流れ出す。
ポタリ、ポタリ、ではなくて、コップから水が溢れ出す勢い。
どんどん、どんどん溢れ出し、大きな血溜りができていく。
男性は意識はあるのか、仰向けに倒れた上体でも、首だけ浮かしている。
咄嗟に何とすればいいかわからなかった。
うつぶせにしなきゃいけなかったのに。
それに気がついて、皆でうつぶせにしようとした時の、虚ろに見開いた目と何か言いたげな口が忘れられない。
私は電話した後、その場を去ったけれど、家に帰っても、あの時の顔が目に焼きついて、大丈夫だっただろうか、と考えてしまう。